入り混じる感情
先日、大人の発達障害外来のあるクリニックに転院しました。アクセス面の改善に加え、大人の発達障害専門医という切り口で診察してほしいというわずかな期待を握りしめようやくたどり着けました。
新しい主治医はひとしきりこちらの話を聞いて「給料のいいところへ転職できないの?」「生活保護や障害年金は取ろうとしないの?」と尋ねてきました。正直、カチンときたけど、これも形式的な質問だと考えて我慢することにしました。
生活保護や障害年金にありつけてる当事者へのスティグマもあったのは事実。俺は社保事務所の社労士からこれでは難しいと水際作戦で阻止された挙句、過去の主治医にも渋い表情をされたのでね。これでニコニコしてられるわけねーだろって思うんですよ。その一方で、障害年金申請にトライしてみないかと言われ、嬉しくもあった。
嬉しさとスティグマが心の中で嵐となって自分を苦しめていました。直近のテストに加え、夏の国試が控えている中、俺の心身は悲鳴をあげていました。
障害年金への淡く儚い期待を心のよりどころにしつつ、俺は何とか平静を保っているところです。
世界が青に染まっても
今日は世界自閉症デーですね。自閉症など発達障害啓発のために青色のものを身につける人ががんばっていたり、街のランドマークが青色でライトアップされたりと毎年行われているようです。
俺の率直な思いはこうです。
世界が青に変わっても俺の人生には1ミリも影響はない。俺の生きやすさが少しでも減るというのであれば、俺も夜を青のライトで染めてやる。
— Issueおじちゃん@陽の当たる方へ (@uncleIssue) 2017年4月1日
やり続けることに意義があるのかもしれませんが、単なるお祭りで終わるには実に空しい。
現実としては、啓発はうまくいっていません。就労においては、未だに見えにくい障碍者は割を食っている。
障害が見えにくいという理由でハイスペックを求められた挙句低賃金でこき使われることは未だにあります。
俺としては抜本的な改革をとことんまでやってほしいと思っています。
など
障碍者雇用の始まりを考えると傷病兵の雇用確保がきっかけらしいですが、それから制度が何の改正も
なされていないのであれば、許されざることです。既得権益に乗っかってファビョんなゴルァって
言われても文句言えないでしょう。
俺はこんなことを本当は言いたくないんだよ。みんな違っていても世界が平和であればいいけど、
そうは言ってられないのが世の中なんだろうなとも思ってしまう。
青の光で狂喜乱舞する前に、どうすれば生きにくさが減るのかを考える方が建設的ではないかと
俺は思いますね。
飛び石の休日にて候
水・金・日の飛び石休で調子が狂い、心身の疲れがたまっていました。
悲喜こもごもの三日間でしたが、経験値などを得ることが出来ました。
すすきので行きそびれていた「夜のしげぱん」。しげるオーナーが
一生懸命パンを焼いていました。開店直後に行ったためか人気商品の
かまやつ*1は焼いてる最中でした。個人的には、アンを巻いたロール
が好きになりました。ごま塩の風味がぴったり合っています。
どうしてもこの商品が欲しくてヨドバシとビックなどを駆けずり回りましたが
品切れとのこと。帰り際にヨドバシ.comへ確認してみると在庫わずかだったので
すぐさま予約してコンビニ決済してきました。
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耳栓の感想は、五分五分というところ。環境騒音を打ち消してくれる効果がある
点では、聴覚過敏の人の負担は少々減らせるのではないでしょうか。
今後はレベルを決めて消音できるグッズがあればいいなぁと思います。
割と静かな環境では、効果を発揮しやすくなります。
都会の雑踏などだと、靴の音などは消せても人の話し声は
なかなか消せないですね。
聴覚過敏の人に特化したグッズの開発を切に願います。
前からどうしてもほしくてこのソフトを買ってみました。
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一番の懸念材料は、グラフィックボードのスペックでしたが
幸い、囲碁将棋ソフトの次に動作が軽いそうなので安心しました。
3DS版と違うのは、JAL以外にも約10社が実名で出ていて
リアリティが高くなっています。
一つ気になったのが、時々動作が遅くなることですが、
動くのであれば目をつぶるしかありません。
全体的に見ていい出来だと思います。
七尾こずえは発達障害か?
高橋留美子のめぞん一刻という漫画でこずえちゃんという女の子が出てきます。
五代君に声をかけてきますが、本人はキツネにつままれたような表情。
メガネをかけると彼も思わず納得。
それが彼らの再会でした。
某掲示板である人とやりとりしていて、彼女も発達障害だなと
いう思いがわいてきました。
俺が今思う彼女の特徴を列記してみますね。
- 人の話を最後まで聞かず早とちり(響子さんの上を行ってるような…)
- 人のことばを額面通りに受け止めてしまう
(三鷹さんが「いつでもいらっしゃい」と言ったら何度もおしかけるなど)
- 空気を読まない(喫茶店でたくさん注文して三鷹さんに支払わせる)
- よく言えば天真爛漫、悪く言えば世間知らず
など
本人はさもありなんとやっているのであって、けっしてわざとではない
ということです。本気で振る舞っていて、自分が気づいていないのなら
発達障害を想定してもいいかもしれません。
現実にそのような人はいるのか気になりますが…。
Sitatte札幌オープン! そして札幌でくいだおれ
先日Sitatte札幌がオープンしたことをテレビで知りましたが、中でも銀座の「篝」が進出したことには食指が動いてなりませんでした。
今日のミッションは篝の「鶏白湯Soba」を食べること。朝10時前に札幌に着いたので、イシヤカフェなどでぶらぶらと時間を潰し、三越のショコラティエ・マサールで父に頼まれたホワイトデーのお返し以外に、そして俺の職場でもらった分のお返しもついでに買ってきました。
10時半を回る頃、篝の前に戻り行列に付きましたが、俺の前には既に4人いました。オープンが近づくにつれ、俺の後ろに人が続々と並び始め、調理場も薬味やスープの仕込みで機敏に動き回っていました。
お目当ての「鶏白湯Soba」にありつけ、つい写真を撮ってしまいましたが、影ができてしまいましたね。うーん、残念。
味は完成されてます。濃い白湯に計算され尽くされた味の数々…。繊細でいて力強さも伝わる味です。決め手は黒七味や有機醸造酢などの味変です。一度味わないとマジで損しますよ~。
他にもクレープ、コーヒーソフト、たこ焼き、チョコクロワッサンなど平らげて、2000カロリーは超えてしまいましたね、はい。
〆はポプテピピックカフェ迷物?の「泥水コーヒー」。うまいんだけど、本当に泥水すすってるような感覚に陥るからこわいわ。しばらくはこんな贅沢できないので、節約の日々になるかもです。
久々のブログ
今までツイッターに偏ってましたが、たまにはブログも書いてみようと思います。
- 発達障害のアラ
会社健康診断の指定日を間違えて現地に直行してしまい、上司には眉をしかめられました。朝一で現地からとんぼ返りしたので30分の遅刻。
原因は自分のメモしまちがいです。指定日を一日早くメモしていたわけで…。なぜこんなことが起きたのか。発達障害のアラが目立ってしまったからです。
転院と言う突然のイベントに浮足立っている中でマルチタスクをやってしまったのがいけなかった。通常の勤務の傍ら、家業の手伝い、国試対策、そして転院準備。さらに入社してから勤怠を維持できていたという驕りもあったのかもしれません。
今日こそ、血圧・血液検査から心電図に至るまで健診を受けてきました。結果は異常なし。不幸中の幸いですね。
- 大人の発達障害外来へ
最初に発達障害の診断を受けた病院や現時点での通院先は、大人の発達障害を専門に扱っている場所ではありませんでした。次の通院先をネットで見つけて、電話でコンタクトを取るまでかなり難儀しました。1時間かけても話し中で、気分転換に外出した際の車中にて電話がつながり慌てて車を停めた次第です。
20分ほどに及ぶやり取りの末、ついに予約を取り付けることに成功。プラチナチケットをゲットしたように有頂天になりました。生きにくさの解消につながるわけじゃないが、大人の発達障害として俺の障害を見ようとする医者にたどり着きたかったのも事実です。初診は4月中旬になりますが、あまりうかれてもいられません。むしろ、これが仕切り直しなんだという思いです。
現在の主治医には3年ほどお世話になりました…と言っても、転院するのは4月ですしね。
- 今週のお題「卒業」
この間まで施設でくすぶってたと思いきや、入社して1年ちょっとになるんだなとしみじみ感じます。施設を卒業しても通用しないことばかりの毎日で、何度も辞めたいと弱音を吐いていました。定着支援も卒業となったわけで。
4月で今の病院から卒業するにあたり、いろいろな思い出がこみあげてきて、胸が熱くなってきます。主治医は本当に嫌な奴だったけど、和風美人の事務員さんのおかげで乗り越えられました(おい
クリニックの帰り道に近くのミスドでドーナツを頬張り、その足でゲーセンやパチンコに興じたのもおもしろかったなぁと思います。本当に楽しかったです。
思い出深い街はさまざまな経験を経て、俺の中で出来ていくんだとこの年になって知りました。
嫌なことも楽しかったことも、街と言う名のカンバスで色をつけ景色を描いていくんだな。
子供の頃はそのようなことは微塵も感じなかった。楽しかった記憶しか刻まないようにしていた。
好奇心旺盛な俺は、体の続く限り思い出の場所を求めていくでしょう。
「察しろ」とは強者の恣意的権利
どうも職場でスランプに陥ってしまったようです。マジメにやらなければ仕事が余計片付かないが、結局自分自身が空しくなることの方が多い。
そんな折、こんなツイートを見つけたので紹介します。少々きつめの表現もありますが、ここは原文ママで通しますね。
対人関係においては力関係で上位に立ってる人が「察させる」力が強いわけで、その関係だからこそ察してもらえているということをわからず相手の反応を一般的に当たり前のレベルと思っている人は多いですよね。
— こゆるぎ岬 (@o_thiassos) 2017年1月13日
例:ブラック社長、ワガママンコ
パワーゲームの勝者たちは大っぴらに「察しろ」と言えるし、察してもらえていることに気づいていない事例がほとんどなのでは。すべからく彼らは傲慢ですし、相手の事情などお構いなし。彼らが本当の試練に直面する時は、敗者に転じて初めてやってくる。気遣いがハナからできる人は、逆に他人と双方向で建設的な関係性を築いていると思います。
ブラック社長らが恣意的権利を振りかざすと、同様に人も離れていくのはうなずけますね。
障碍者雇用の在り方を考える
障害の有無にかかわらず、ある程度の働きやすさが確保される環境なら、障碍者か健常者かで揉めることは減るのではないかと思います。OECDの公式ツイートでは日本の相対貧困率が高いことを指摘しているし、年金をゲットできた人間に対してのスティグマが募っても当然ではないかと感じています。データは若者対老年層の比較ではあるけれど。
過去数十年で貧困の年齢層はシフト。最も貧困リスクが高いグループは老年層から若年層に移った。日本では18-25歳の5人に1人が相対的貧困状態にある。#貧困 pic.twitter.com/MT0Z90iGw1
— OECD東京センター (@OECDTokyo) 2017年1月11日
この人のツイートからは障碍者雇用の闇を感じてしまう。
最低賃金バイトで障害者雇用だけど「若いし男だし何でもやってもらう。配慮はしないし、できない」と言われたアカウントがこちら。車での商品配送に商品加工に店番にウェブ作成に、と本当に何でもやらせようとしてきたので逃げました(し、無理だった)。 https://t.co/o7bOaaKvNP
— Seiji (@ISDN_64_64_128) 2017年1月10日
発達障害当事者のお子様がいらっしゃるママさんは教育現場における不勉強さを痛烈に批判している。
教育現場の人が就労支援で旧態依然の障害者の就労現場しか知らないという問題。これ凄く深刻。今は早期発見→早期療育→支援学校というコースを行政の支援者が推薦してくるので障害児の人生がインドのカースト制度のように生まれながらに決められかねない。
— てべたんママ (@tebetanmama) 2017年1月7日
行政が考えてる障害者が働くというイメージが画一的。支援学校の卒業生の進路を見れば一目瞭然だと思う。ちょっとデータを取っただけでもいかに進路が決められてしまってるのかが分かる。
— てべたんママ (@tebetanmama) 2017年1月7日
いくら早期発見・療育ができても支援学校しか選択肢を用意できない行政もむべなるかなと思います。短期的に見て学校の実績になるんだろうが、長期的に見たら「ミスリード」なんですよ。普通学校に通って発達障害で体調を崩して辞めた人もいるくらいです。
俺がムナクソ悪く思うのは、A型事業所が雨後の竹の子みたいに開所している現実。当事者にとっては選択肢が多くていいかもしれないが、施設があまりにも多くてキンタロー飴になってしまっては障害者を行政からの補助金で囲っている状態になるわけでね。さまざまな障害者を集めて施設が成長できるのなら言うことなし。とりわけ就労支援施設では利用者がいつまでも居座るのではなく、社会のどこかで居場所を探したり作ったりする行為がいずれ必要になります。
今になって矛盾が生じ始めているのは、「障害者」と「健常者」がすみ分けをしていたからだと思います。右肩上がりの社会だった日本は資本主義の正当化で見える障害者を中心に金の力で囲ったわけです。見えない障碍者は変人呼ばわりされながらも健常者の社会にしがみつくか、社会から遠ざかるかなどしかできなかった。バブル経済が終わり下がるだけの社会になると、障碍者ヘイトはおろかエセ福祉職員によるヘイトマサカーまで起きてしまいました。障害年金で囲うだけの障碍者福祉を受けてきた当事者は生産性で語られてしまうと身もふたもない。
俺が障碍者雇用で働いても地元ではレアケースらしいとはいえ痛し痒し。障害年金は水際作戦で阻止される上に賃金は時給制だから悩みは山積しているよね。この事実を棚上げして、自己責任にされたんじゃたまったもんじゃない。俺にも我慢の限界ってやつがある。
個人的には、障害に関係なく自立できる社会を望んでいます。「障害者=無能力者」ではなく「何ができて何が生きにくさか」について、行政や企業はもちろん、当事者にもご一考願いたい。労使どちらかの言い分が一方的にならぬように、支援者にはコーディネイターとしても活躍してほしい。