Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

What is "the Freedom of Press"?

情報ソースはYahoo!より。気になるニュースがあったのでご覧いただこう。

<ゲーム業界>有害ソフト、未成年への販売を自主規制へ



 残虐性を理由に神奈川県がプレイステーション2用ソフト「グランド・セフト・オート3」を県青少年保護育成条例の「有害図書」に指定したのを受け、ソニー・コンピュータエンタテインメントマイクロソフト任天堂など主要ハードメーカーが未成年へのゲームソフトの販売を自主規制することを検討している。18歳以上推奨としているゲームを販売する際、購入者に身分証提示を義務付ける案などが検討されており、公的な規制強化の流れに業界全体で対応する構えだ。
 自主規制案については、ゲームメーカーなどでつくる業界団体「コンピュータエンターテインメント協会」の流通委員会(委員長、小松清志・コーエー社長)がソフトメーカーや販売店と検討している。あるメーカーは「販売規制に関するルールは必要だが、ゲームの表現の裁量は、業界に委ねてほしい」と言う。
 2月14日に大阪府寝屋川市の小学校で起きた教職員殺傷事件で、容疑者の少年がゾンビを倒すアクションゲームに熱中していたと報じられてから、各自治体でゲーム規制の動きが出てきた。神奈川県の松沢成文知事が3月の定例会見で残虐な表現があるゲームの規制方針を表明、石原慎太郎東京都知事も「結構な提案」と賛同している。愛知県ではパソコンソフトについて業界団体の審査基準に基づいて有害図書指定できるよう条例を改正し、7月に施行。大阪府でも同様の条例改正案を9月議会に提案する予定だ。【河村成浩】
(毎日新聞) - 6月26日19時39分更新

確かに、過去の心理学研究でも「カラテカ」というゲームをやらせた子供と
やらせない子供のデータを扱ったものはある。学生時代、社会心理学の教科書にも
載っていたくらいである。



この記事を見る限り、「表現の自由はどこにあるんだ?」という事態にもなりかねない。
有害図書指定でがんじがらめにするのも「現代版焚書坑儒」ではなかろうか?



いくら残虐な表現のゲームが犯罪に直結しやすいと考えるのは短絡的だろう。
残虐なのはゲームの世界だけではない。現実世界だって同じだ。



テロリストからチンピラの犯罪に至るまで、残虐なのには変わりないだろう。
今の子供で心配なのは、ケンカしなくなった分エネルギーが鬱積した状態で暴発
しやすくなっているということだ。



その分、自己愛野郎(俺も含む)が増殖してしまい、子供や若者のエネルギーを殺ぐ
バンパイアとなっているのは実に悲しい。いい例がジジババである。



今回の記事を見ていると、ユーザーやメーカーの視点を置き去りにしているような気が
してならない。だから、過去にもエロゲーが犯罪に影響しただのしないだのと国会でも
つまらん議論がおこるのだ!ええかげんにせい!



GTA3が有害なら、他のアクションゲームはみんな有害になるだろう。
だってさ、みんな敵を倒すんだからさ。



あえて有害ゲームを言うなら、「永田町ゲーム」。
有害図書をいうなら「高邁で尊大な勝ち組知識人の図書」。