拡大してしまった「いじめ」
一昔前のいじめなら、ガキ大将が取り巻き連を連れて弱いものいじめをする程度で
終っていただろう。
しかし、今では大人が子供のような「いじめ」をするようになってしまった。
ひどいやり方だと、仕事の連絡事項を伝えないことに始まり、最後には会社に
いられなくするという工作までやってのける。
俺の場合は、「こいつ飲み込みが悪いし、馬が合わない」という理由で仕事のやり方を
きちっと教えてもらえなかった。
例えば、商品注文のやり方を聞いても理解が出来なければアンポンタンだの言われてしまう。
知っている仕事のやり方を忘れる事も許されないから余計に緊張してしまう。
…だが、このことは「通過儀礼としては当たり前」として通ってしまうのである。
出る杭は打たれるし、使えないコマは捨ててしまうというのが今の日本社会である。
若者が突出しないようにして個性を出そうとする様は、滑稽だが何となく悲哀を感じる。
かつて、アルバイトの人にこんなことを言われた。
「Issueさんっていじめられませんでした?何か、いじめたくなるんですよねー」
「ハァ?」と一瞬怒りが爆発しそうになった。突出したり弱く見えるからいじめても
いいのかと正直不愉快になった。いくらなんでも事実とはいえ。
大人の世界でもこんな状態が続けば、子供は否応なしに感じるさ。
少しでも大人のいじめがなくなればいいと切に願っている。