Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

ちりとてちんがウケるわけ

今、ちりとてちんがお茶の間で大人気らしい。



主人公の喜代美も徒然亭若狭という芸名を襲名し、天狗座公演では、「ちり
とてちん」をひっさげ年季明けに大きく近づいた。



今までの主人公は、考えてみたら才色兼備か根性のある存在が多かった。
しかし、今回の場合、喜代美は清美の影にうずもれて、B子として影に甘ん
じて暗い暗い学生時代をすごした。



フリーライターの奈津子を追って大阪に行ってからが転機で、徒然亭草若ら
との出会いが喜代美を落語の道に踏み込ませるきっかけになった。



弟子は草々だけしか残っていなかったのが、一番弟子の草原をはじめ、
小草若、四草も戻ってきて一門の復活となった。



師匠や弟子、寝床の仲間らの演技もうまいが、いい要素が桂吉弥などの
落語家の存在だった。彼らがいたことで、落語を身近なものにしてくれた。



不況で閉塞した世の中に笑いが足りないというお笑いブームも手伝ったのも
あるし、不器用で根性なしの喜代美が社会で肩身の狭い自分とダブって見える
というのも共感を覚えたのかもしれない。