Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

どうにかしやがれ、文部科学省

Yahoo!Japanの記事から下の記事を引用した。
北海道新聞朝刊でも読んだが、実に今回の事件は許せないと思う。

高卒認定試験>採点プログラムミス…12人が追加合格
12月28日19時36分配信 毎日新聞

 文部科学省は28日、高校卒業程度認定試験の採点システムにプログラムミスがあり、11月に行われた07年度第2回試験の世界史Aで、本来は合格していた12人が不合格になっていたと発表した。プログラムは05年度から導入されており、文科省は05年度以降の計5回の試験でも不合格になった受験生がいるとみて、確認を急いでいる。 

 文科省によると、世界史A(100点)のうち4問から2問を選んで解答する設問(計6点)がプログラムミスのため加点されず、94点満点の計算になった。採点を改めて行うと、受験者3867人のうち、合格点(40点)に達していた受験生が91人おり、うち12人が認定試験に合格しているはずだった。

 採点システムの更新に伴い、今月20日に新旧システムのチェックを行ったところ判明。05年度に大学入学資格検定(大検)から高卒認定試験に制度が変わった際、委託した日立製作所が変更の必要のない世界史Aのプログラムを誤って書き換えたという。

 12人と今後新たに合格が判明した人については、すでに締め切った大学入試センター試験出願期間を1月7日まで延長する。また文科省は年内に、8月に実施した07年度第1回試験の再採点を行い、合格者にセンター試験の受験意思を確認する。

 記者会見した加茂川幸夫・生涯学習政策局長は「受験生に不利益を生じさせ不安や混乱を招き、社会的信頼を損ねたことをおわびします」と謝罪した。世界史A以外の科目でプログラムミスはなかったという。

 しかし、新たに合格と認定されても大学受験までの時間はわずか。予備校・城南WIZ大宮校(さいたま市)の教務担当、内田真也さん(46)は「認定試験を受ける生徒はどうしても大学受験の勉強が後回しになる。『新たに認定しました』と言われても準備をするには時間が少ない」と話している。

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 文科省は今回の問題について相談窓口を開設した。問い合わせは080・6508・8546、090・3691・7380。【高山純二】

 ▽高校卒業程度認定試験 6教科16科目の試験が、毎年8月上旬と11月中旬の2回行われ、8科目または9科目で合格点(40点)に達すれば認定される。受験者数は1回平均1万4000〜1万5000人で、合格者の平均年齢(07年2度目の試験)は20.2歳。受験料は科目数に応じ4500〜8500円。1951年から大学入学資格検定(大検)として6教科28科目で始まった。05年に現行制度になり「旧大検」と呼ばれている。

センター試験の受験の意志確認の問題だけじゃねぇだろうが!
それ以外の試験を課す私立大学などを受けたがっている人はどうなるよ?



これだから、役人は困るんだ。12人は全て合格にして、センター試験
とどまらず特例措置をとったらどうなんだよ。



日本には人生の選択のしかたが硬直化していることに加え、不利益を得る
人間を封印しようとするクセがある。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」の考え方が
染み付いている証拠である。



役人にとって見たら、たかがプログラムミスかもしれない。
リカバリを厭う様を見れば、受験者側は怒り狂うことだろう。
「されどプログラムミス」なのである。



制度疲弊の波は試験にも現れていると思うと正直やりきれない。