クレヨンしんちゃんとドラえもんが外国でもウケる理由
インドネシアやマレーシアでも日本のアニメは人気が高い。特にドラえもんは
人気が高いそうである。マレーシアのホストシスターは、かつてクレヨン
しんちゃんは人気があると言っていた。
クレヨンしんちゃんは、しんのすけが父・ひろし、母・みさえを初めとした
大人にグサリとくる一言を言うのが印象的なマンガではある。
ドラえもんは、猫型ロボットが四次元ポケットから出す不思議な道具の数々で
いろいろな夢や願望を叶えてくれるところに魅力を感じる。
例えば、いじめられっ子ののび太が、ジャイアンとスネ夫に道具で仕返ししたり、
小言ばかり言うママに対して道具でぐうの音も出ないくらいに倍返しするという
ところではないだろうか。
しんのすけが社会の矛盾に毒づいてやりたいのは、子供だけじゃない。
社会で労働力を提供している大人なら大概思うことだろう。
ドラえもんが与えてくれる夢や希望にしても、たいていの子供なら抱くものだろう。
しんのすけやドラえもんらが言いたいのは、「子供は大人の父でもある」という
ことかもしれない。
先にワーズワースがこのことを触れていたが、どうも俺たちは忘れがちである。
理性ももちろん大事であるという前提は踏まえてのことだが。