迷うのも才能。こうと決めたら進むのも才能。
リクナビの悩み相談で伊集院光が、転職回数の多い人に対してこんなことを
言っていた。
「迷えるのも才能です」
なるほどと思った。三遊亭楽太郎の下での落語家の修行を辞め、さらに
就職したラジオ局まで辞めた後、芸能活動を本格的に始めたという経験が
あるからこそ言える一言かもしれない。
祖父の時代であれば、迷うことは許されなかったという。
父の場合は、大学進学を断念後、製鉄会社に技術士として入社し3年勤めた。
その後上京し、某水会社やパン屋を転々とした後、資格を取って独立した。
にも関わらず、父は今の俺を見るとしかめっ面をする。
多分、当時の自分の惨めさが、俺の姿から思い起こされるからかもしれない。
伊集院光のことばに付け加えて、こういいたい。
「迷うのも才能、道を決めて進むのも才能」
迷う人には、彼らしか知らない風景があるし、道を決めて進む人にも
同じことがいえる。