Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

おいらの迷い道進路指導

おいらのブログの読者さんで高校生、もしくは高校生の子供を持つ親御さんが
いれば是非読んでいただきたいネタを書きます。



それは、学校の教師が教えない進路指導です。
あくまでも、目標がある程度定まっているのが前提ですが…。



今回紹介したいのは、編入、転学部、転学科です。



まず、編入とは、大学、短期大学、専門学校から、他の大学の年次に新しい
学籍として登録することをいいます。



一般的なのは、3年次への編入ですが、履修単位との兼ね合い、もしくは単位数の
都合により2年次に編入となる可能性も考えられます。
もし、編入先の大学の単位互換がうまく行けばその分履修単位の負担が減るわけです。
受験したい大学の学生課で、互換できる単位や編入年次について問い合わせてみましょう。



たいてい、編入は卒業を待たずに行うことが多いようですが、大学を卒業して
編入する「学士編入」というのもあります。
短大等卒業後の場合、同じ法人の管轄化にあっても、教育課程が違いますので、
転学部・転学科ではなく、編入とみなされます。



編入の例をいくつか挙げます。


  • 商学部商学科卒業(F大学)→外国語学部英語学科2年次編入(B大学)
  • 工学部工学科卒業(B大学)→外国語学部ロシア語学科2年次編入(Z大学)
  • 女子短期大学部英文学科卒業(B大学)→外国語学部英語学科3年次編入(B大学)
  • 経営学部経営学科退学(C大学)→文学部英文学科3年次編入(J女子大学)
  • 高等専門学校電子工学科卒業→経営学部経営学科3年次編入(D大学)
  • 専門学校介護福祉学科卒業→社会福祉学部社会福祉学科3年次編入(X大学)

など



転学部・転学科とは、同じ大学内で新しい学部・学科に転籍することです。
学内での学籍は残したままですが、学部・学科が変わるのが特徴です。



転学部・転学科の例をいくつか述べます。


  • 経済学部経済学科(A大学)→法学部法学科(A大学)
  • 工学部工学科第二部(A大学)→工学部工学科第一部(A大学)
  • 外国語学部英語学科(B大学)→外国語学部ロシア語学科(B大学)
  • 社会福祉学部社会福祉学科(C大学)→社会福祉学部臨床心理学科(C大学)

など



結果論ですが、本来なら高校生の1、2年生あたりから、教えてあげれば
よかったんです。こういう裏技もあるんだよって。回り道する分金銭の負担も
重くなるかもしれませんが、学内奨学金や育英会の奨学金等を利用するなども
考えた方がいいです。



選択肢をいくつか用意して絞っていく練習をさせないから、無知のまま社会に
放り出されて、丸腰同然のまま社会の荒波に飲み込まれて無気力になっていく。
思考停止になっても、何も出来ないし、そのまま無為に時間だけが過ぎて行く
わけですよね。そして、自己卑下の繰り返し。何ともつらい。



俺が高校生の頃は、進路指導の先生も第一希望の大学に入れることしか頭に
なくて、落ちたときはお前が悪いの自己責任で済ませて、何のヒントも与えて
くれはしなかった。結局、滑り止めの大学に何の自覚もなく4年間通い、編入と
いう裏技に気付くのは4年次になろうとしていた時でした。



やれ、A大学だB大学だと合格させるのは大いに結構。
しかし、自分が進路を見つけていくヒントを与え、方向決定力を育成させるのも
進路指導ではないでしょうか。



確かに、自己責任は前提ですが、どう勉強して将来の進路を決定するかを大学の
面接官は見ています。編入試験などのいいところは、テストだけではなく、人物
評価もしてくれるからです。