相棒から教わった教訓
先日、相棒の再放送で、検察官によって捏造された証拠によって第二の殺人事件が
起こってしまったのを見た。
最初はスナック椿のオーナーが殺害され、その妻を誤認逮捕したことで波紋が
広がってしまった。
その時、参考人として呼ばれたバイトの女子大生が被告人に有利な証言をした
ので、検察官がその部分だけ編集してしまったのだ。
編集した聴取の映像が公判の時に流れるのを見たオーナーの妻の父親が激怒して、
裁判終了後女子大生をスナックに呼び出して、問いただした。
はぐらかすような態度にぶちきれて、つい彼女の肩をつかんだが、彼女が手を
振り払おうとするとスピーカーの角に頭をぶつけて、死んでしまった。
この事実を右京と薫は、検察官に突きつけるが、検察官が逆上して警察捜査の遅れを
非難した。右京の返事は実に興味深い。
「確かに、警察の捜査も録音や録画などを導入すべきかもしれません。それも、
捜査側に有利な編集をしてはいけないという前提で」
今回の原因は誤認逮捕と誤認訴追だった。
男女関係のもつれや金銭トラブルが原因で、女子大生がオーナーを殺したというのは
濃厚だったのだから、もう少し慎重な捜査をすべきだったという終わり方である。
相棒というのは、結構考えさせられるドラマかもしれない。