Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

スランプの原因

自分のスランプの原因は、大きく分けて2つありました。



1.前の職場から染み付いた奴隷根性



俺は母校で教員として働いていたにも関わらず、冷や飯食いの門外漢という奴隷根性
が根底にありました。



どうにかして母校に貢献しようと思いましたが、その根性のお陰で心身を蝕み、
俺は職場から孤立していきました。



恩師でもある上司に「他の職業は考えたことがあるのか」と言われたりして、
精神的にも追い詰められました。一歩間違えればモラハラですよ。



さらに、ブラック企業でも奴隷根性を見抜かれ、パートのババアやチンピラ社員、
管理能力0上司にストレスのサンドバッグ状態にされました。



強まった奴隷根性は、俺の心にさび付いた鎖として巻きつきました。



それを克服しようと思い頑張ってきましたが、そのもがきと焦りは他の教師や
生徒に対して「教職への覚悟のなさ」に映ったのかもしれません。
だから、俺の言葉が非常に軽く思えたのでしょう。



俺の今の心境は、花の慶次の真田雪村や、2006年にファイターズに入団した
稲葉篤紀に近いです。



真田雪村も太閤秀吉から小田原攻めの先陣を仰せつかるわけですが、自分が人質
だっただけに戸惑いを感じるんですね。そこで前田慶次が新しい甲冑一式を揃えて、
女衆にも身支度をさせた時に耳元でこういうんです。



「もう奴隷根性なんて捨てろ。人質の真田雪村はもう終わりだ」



この台詞にはしびれましたね。まさに、今の自分の一面に近い。



司書の先生は、俺の話を聞いているうちに「先生って、稲葉の状況に近いですね」と
言っていたので、考えてみればそうかもしれません。



当時の稲葉は、ヤクルトを退団してメジャー挑戦したものの、入札がどこからもなく
失意の帰国となったそうですが、ファイターズに入団して新庄らと出会ってからは
野球の楽しさを改めて知り、前よりものびのびとプレイできるようになったそうです。



ノムさんのID野球は緻密かもしれませんが、理論でガチガチなところが稲葉の肌に
合わなかったのかもしれません。そのお陰で、スコアラーの石本努のデータをうまく
活用しているのは感心します。



俺も過去の職場から、新しい職場で生まれ変わろうとしている点では彼らと共通して
いるのかもしれません。



2.失敗を恐れる心



司書の先生から、「話を聞いてると、先生って例えば、これをやったらダメになる
って思ってるんじゃないかしら?」
と聞いた時、目から鱗が落ちる思いでした。



職場での孤立や一人暮らしの寂しさに加え、先般の奴隷根性によって、俺は身動きが
取れなくなっていました。



知らずにため息もでてしまい、先輩先生からは「ため息1回1000円だよ!」と
冗談めかして言われることもありましたが、これも先輩の愛情の裏返しなのかなと
最近思うようになりました。



確かに、一日でも早く仕事になれる必要はあると思います。
しかし、今の社会は何にせよ拙速過ぎる気がします。求人情報誌には3ヶ月で仕事を
覚えろと書いてありますが、これは早すぎです。



先日帰省前に、大家さんと久々に会ったので話を聞きましたが、「何でも慣れるのは
3年はかかるのよ」と言われ、ほっとしました。



自分は短気でせっかち、おっちょこちょいですが、クソマジメな与太郎として映って
いるのかもしれません。気持ちだけは稲葉ジャンプを受けて打席に挑む稲葉と同じと
思い込んでやっています。



失敗を恐れて辞めるくらいなら、思い切り失敗してケツ拭いて辞めようと思います。
つーか、過去の職場はねぇ…あんたら教師だなんて言わないのっ♪(姫ちゃん風)と
いうところですね。



今の俺は、「どうしようもないバカで…ゴメンネ、ゴメンネェ〜!」(U字工事風)
と内心開き直ってます。こうなったらとことんやってやるぞと思います。