働く障害者から元気をもらって
昨日は昼から、札幌のかでる2・7で発達障害者当事者の皆さんに
よる就労にまつわる体験談を聞く会がありました。
傍目には、健常者と何ら変わらないように見えますが、4人の発表者
それぞれに言葉では伝え切れない苦労が伝わって来ました。
3人はソーシャルワーカーさんや施設の理事の方が同席して発表をして
いましたが、1人はマイクを片手にメリハリのある声で発表していた人も
いました。彼らに共通していたのは、発達障害を理解してもらえない苦労を
抱えながらの就職でした。
体験談の終了後に一人ずつ質疑応答が時間が都合できればありますが、
運良くAさんに質問する事が出来ました。
最初は両親にどうすれば理解してもらえるかを聞きましたが、どうも
答えられない様子だったので、コーディネイターさんが質問を変えた
ところ、こう答えてくれました。
「僕よりも、両親が一番辛かったと思います」
この言葉を聞いて、はっとさせられました。俺の両親も、今まで俺が
健常者として生きてきた途端に、発達障害があったと知っては俺よりも
辛かったんだろうなと辛く当たったことを反省しました。
自分がまずいことをしてしまったと思いこんでしまって、自分を責めて
しまいましたが、ある出席者の方は「聞きたいことを聞ければそれで
いいんじゃないですか」と言ってくれたので非常に気が楽になりました。
最後にコーディネイターが6つ大事な点を挙げていましたが、中でも
この言葉が印象に残りました。
「一番の支援者は自分である」
今までハローワークにしても、今お世話になっている支援センターや職業
センターでも、自分がうまく行かなかったりすると周囲にキレたりして、
実に間違っていたと感じました。
最終的には自分が行動していくのであって、自分に褒めるところを作らないと
一番辛くなっていくのではないかと思います。今後は当事者や施設関連で
人脈を増やしていければと考えています。