自分の真価とは
今日は通院日でした。医師には体調管理をしっかりとするように言われましたが、カウンセラーからは思いもよらぬことを言われ、自信を取り戻すきっかけがつかめた反面、驚かされました。
発達障碍者はニュータイプか?それとも不思議ちゃんか?
カウンセラーが言うには、俺の広汎性発達障害というやつは、知覚過敏などを引き起こすので、ことばなどの要素に余計に反応したりして、空気を読みすぎてしまうのです。
専門家ですら発達障碍者はKYであるという人間がいるから実に困ったもので、本当はその逆だからこそ「空気が読めない」とみなされてしまうだけですよ。
彼のことばには驚きましたし、自分の障害を改めて受け入れるきっかけもつかめた気がしました。そのかわり、能力の使いどころを間違えなければ、発達障害も武器になると思います。
機動戦士ガンダムシリーズでニュータイプと言えば、アムロ・レイやシャア・アズナブル、カミーユ・ビダンなどに代表されるように、一般兵よりも卓越した才能の持ち主を連想させるでしょう。
発達障碍者も彼らと共通した部分はなくはありません。機械を意のままに操る能力あたりはまさしくそうだと思います。しかし、現実では五体満足であることが多いことから、クローズドで採用されても「不思議ちゃん」とレッテルを貼られて、やがて解雇されるという悲劇もよくあります。
ニュータイプや発達障碍者にしても、彼らにふさわしい舞台がなければ、結局変人呼ばわりされて市井に埋もれてしまうようなことにしてしまいがちです。
アムロやシャアで言えば、ガンダムなどのモビルスーツであり、発達障碍者であれば、彼らの能力を発揮できる環境が必要なのです。
発達障碍者が早期から然るべき福祉を受けられるようにするとともに、障碍者雇用ないし一般雇用で自立できるように御膳立てをしてこそ、彼らも才能を発揮できるはずです。
発達障碍者はニュータイプでも不思議ちゃんではなく、障害をもったただの人間です。生きにくさが弱さになっているゆえに、それを力に変えてくれる人間やものに出会いたいと切に思います。