Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

遅い夏本番だけれども

今日は晴天に恵まれ、実に暑い日でした。

午前中はクーラーが効いていて快適な作業環境でしたが、例のミニラおやじが相変わらず態度がデカい上に、独り言をぶつくさ言ってやかましいので、集中するのに苦労しました。

週一回のグループワーク会場のプレハブ小屋では、クーラーをドライに設定していたために、暑苦しい午後の時間をすごしました。

本当は自分も農業実習に行きたかったんですが、MOSと先月の農業実習疲れも重なり、今月は遠慮させていただくことにしました。お陰さまで体力・気力ともに戻り、MOS対策も少しずつ前に進んでいます。

障害者雇用で必要なのは…

まず、疑似職場として徹底的に打ち込める環境と、実習先や就職先のパイプを国が率先して援助してやる必要があると思います。

就労移行支援事業所にしても、入所の条件をやや厳しくする必要はあると考えています。ただし、配慮があれば、勤怠やコミュニケーションの不利をカバーできるなどの場合は別ですが…。

例えば、自分の障害が原因で著しく周囲に迷惑をかけたり、勤怠が不安定で通所機会がきわめて限られるという場合は、就労継続支援事業所に移ってもらうのも視野に入れるということです。

テスコプレミアムサーチやKaienなどのように、発達障害というものに特化した支援を行う場所がありますが、北海道ではまだそのような事業所はありません。ウィングルが精神・発達障害の就労支援で実績を上げているだけです。

北海道は恵まれているという専門家の声も聞くとはいえ、やはりまだまだ地方格差もあると思います。それ以前に、障害者雇用の不安定さこそ解消されなくてはいけません。給料が安いのはもちろん、非正規雇用に甘んじてしまう現実は少しずつ改善すべきです。

ダブルスタンダードの壁

俺は生まれながら発達障害を持っていても、普通教育を受け社会に出ました。健常者と同じパフォーマンスを求められては、至らない点の多さで自己嫌悪になりやがて自信を失って行きました。

健常者として生きてきた自分が、いきなり障害者ですよと言われた時には、受け入れるまで時間がかかりました。今の施設でも職員や利用者とも衝突してきました。

確かに、当事者は、ダブルスタンダードの壁に挟まれペシャンコになって、福祉を求めているのだと思います。中には、自分のエゴを通すことが自尊心回復の戦いという名の聖戦だと思い込んでいる人もいるから、猛禽類さながらの攻撃性をぶつけるのかもしれません。

ダブルスタンダードの壁に苦しみ、さらに福祉の壁にも苦しむ人もいます。彼は症状が治まっているとみなされ、障碍者手帳が取れないという現実があり、障碍者雇用での配慮を受けられない悔しさもあるわけです。

それでも彼は人に攻撃的な態度を取ったりはしませんでした。自分の弱さを素直に認め、助けてもらうところは助けてもらうという謙虚さを見せてくれました。彼の真摯さには、頭が下がるくらいです。恥ずかしながら、俺も自分が忌み嫌う猛禽類型障害者だったのです。

猛禽類型障害者にもいいところはあります。自分の可能性を追究するという点では妥協しません。しかし、それが行きすぎて周囲への迷惑を顧みないエゴイストぶりを発揮してしまうこともあるのです。このような行動は、行政や専門職の力を借りて抑止する必要があります。

当事者がダブルスタンダードの壁に苦しむ状態を少しでも理解してもらえたら幸いです。