Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

残暑はまだ続きそうで

今日は蒸し暑かったので、かんかん照りと違って、心なしかイライラさせられました。整骨院から帰宅後、打ち水をすることにしました。

今朝、母親も打ち水を一度したとのことなので、やっぱり暑い一日だったのかなと思います。

地元の養護学校開設に思うこと

俺の地元には養護学校がなく、知的障害や身体障害を持つ子供たちは、全寮制の養護学校に行かざるを得ない状態でした。

かなり前から行政や親御さんらが、北海道に対して呼びかけを行っていたので、念願かなっての開設となったそうです。くしくも、俺の母校が閉校になるので、その校舎を改築して、そのまま使うとのことで、安堵とうら寂しさが入り混じって複雑な気持ちになります。

地元紙によれば、来年度の募集に関しては、2つの学科で1学年に30人近く定員を設けるとのことです。学科もざっと見る限り、木材加工やバックヤードでの作業などを主体とするようで、何だか中度から重度の障害あたりの当事者を集めているようにも見えます。

発達障碍者養護学校に入り始めている現象も起きているのは、花風社とFVPの社長さんの講演会で知りました。

養護学校の配慮があれば学業に専念できる高機能自閉症アスペルガー症候群などの当事者であれば、特に学力の面で養護学校に入りやすいのかなとも考えます。

当然、中度から重度の知的障害や身体障害の当事者は、その分養護学校に通える可能性が減ることはありうるので、行政も主に発達障害の当事者を対象にした学校の設立も視野に入れてほしいと思います。学校設立が不可能であっても、養護学校内の併設で、学級として設立するくらいなら不可能ではないはずです。

発達障碍者と普通教育、そして就労支援

俺を含めて発達障碍者という存在は、いつの間にか普通教育という土俵に放り込まれ、定型発達者と同じ、もしくはそれ以上のパフォーマンスを要求されてきました。

努力して勉強はできるようになることはあっても、コミュニケーション能力やマルチタスク処理等の面で、定型発達者と比べて巧拙が出すぎていますので、当然社会に出れば転退職を繰り返してしまうのです。その事実に気づかないままでいれば、自信喪失し厭世主義になって引きこもるか、逆に社会が許せなくなって自傷他害などに走るかのどちらかになるでしょう。

このままじゃだめだと一念発起してハロワに行けば、一般窓口の老害支援員に自分の経歴から能力に至るまで、悪しざまに粘着厨のように批判や非難をされて、意気消沈するか殺意を抱いてスゴスゴと引き返すのです。

ハロワの障害者雇用窓口で支援を受けたくても、障碍者手帳取得が条件なので、グレーゾーンもしくは、手帳がなかなか下りない人間は当然泣く泣く一般就労でクローズの就活をせざるを得ません。こんな状態で働いても身にならないわけですから、転退職と言う悪循環が起きてしまいます。

そうこうしている内に、正規雇用に転じられるスキルやキャリアが身につかないまま、フリーターやニートとして過ごしてしまい、年が上に行くにつれて就職へのハードルはますます高くなるわけです。結局、にっちもさっちもいかなくなってホームレスや生活保護生活に転ずることは容易に考えられます。

最後にしわ寄せが行くのは、当事者はもちろん、地元の施設や社会福祉法人なんです。いくら心あるハロワ職員や施設職員らが求人開拓しても、協力してくれる企業はまだ少ないです。求人はあっても非正規雇用がほとんどで、正社員と言う求人は名の知れた大企業によるものだという状態なんですよ。大企業は資金力で特例子会社を作るなどして、法定雇用率を満たすことが出来ます。

中小企業ならそんなことはできないので、非正規雇用での求人を無理やり作っているように思えてしまうのです。

政府や自治体が、単発バイトみたいな雇用促進事業をやるのなら、実習後の勤務先を含めた職業実習事業を行うなどしないと、早晩画餅に終わるのではないでしょうか。言いたいことはいろいろとありますが、発達障碍者を国家の荷物にするか、ニュータイプとしての戦力にするかは、トップの決断次第です。精神障碍者が雇用義務化になるのなら、発達障害も同様にしてほしいと切に願います。