雨で気分もやや落ち込んで
天気が快晴ならば、ドライブに出かけるつもりでしたが、何か雨だと気乗りしませんね。道はすべりやすいし、雨に濡れると余計嫌な気分になるし…。
まぁ、今日は余程の事がない限りはゆっくりしていることにします。
常見陽平氏の本に学ぶ
また常見氏がガンダムをネタにした本を書いてくれました。「僕たちはガンダムのジムである」という本です。
- 作者: 常見陽平
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これは、機動戦士ガンダムの地球連邦軍が所有する量産型モビルスーツ・ジムという視点から、会社や社会を俯瞰した出来となっています。
新卒社員が、自分をガンダムやシャア専用ザクと勘違いするようになる構造も問題だと触れる一方で、例え東京大学や一橋大学などの高学歴人材であっても、会社を支えると言う意味ではジムに変わりないと述べているわけです。強いて言えば、やがてジム・カスタムやジム・スナイパーカスタムあたりになっていくのかもしれませんが…。
もしかしたら、リック・ディアスやジェガンかもしれませんし。いや、リ・ガズィだったら、Zガンダムの量産版みたいなもんだからなぁ…。
例え、エース社員が2割いたとしても、残り8割のジム社員が彼らを支えているのです。つまり、アムロやシャアが成果を残せるのは、ジムやザクのおかげでもあるということです。
常見氏は「ジムであることに落胆するな」と書いてありますが、これは自分の身の丈を知り、できることで貢献しようと言う彼なりの叱咤なのかもしれません。
ジムのスプレーガンでも一斉射撃が出来れば、もしかするとシャア専用ザクにもダメージを与えられるでしょう。さらに、ホワイトベースやサラミスなどの戦艦から援護射撃があれば、もっと可能性が広がります。
今回の本は、自らの職業意識の落とし穴を見抜く意味では、買って本当によかったと思います。就職に悩むガンダム好きな方にはお勧めの一冊です。