Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

本当に強い人とは?

強い人といえば、多くの人は次のような人たちを思い浮かべるのではないでしょうか?

他人を蹴散らしてまで自分の利益を追求する猛禽類型人間。筋肉隆々でそこいらの不良を屈服させるような人間…など。

確かに、そういう強さもあるでしょう。しかし、それは「ケダモノの強さ」です。周囲の目には強いように見えるだけであって、他の面ではもろさも出たりすることがあるのです。

ドラマ「レジデント」で、ある若手医師が手術室にいた時のことです。自分の技量のなさに怖気づいて手術台から離れてしまいましたが、その時に主人公の美山しずく(仲里依紗)がこういいました。

「あなたは4浪1留2回落ちで医者になったんですよね?普通の人ならあきらめるでしょう?弱い人なら今ここにはいません。だからあなたは強い人です」

その医者は確かにはた目には弱い人に映ってしまうかもしれません。困難にくじけない心があってこそ、やりぬけるのだと思います。

強さへの第一歩は、自分の「バカさ加減」や「みじめさ」に向き合うことです。それらを認めることと、「どうせだめだから…」と逃げてしまうのは違います。

自分は何でもできるという錯覚から抜け出すことがカギです。人間一人のできることや労力はたかがしれていると知ると全能感が消えていきます。ただし、それに落胆するのではなく、自分ができることなどを見つけていけばいいと思います。

さらに、人にうまく甘え頼ることができるようになればいいですね。自分はそれができなかったために思考停止した挙句、周囲に尻拭いをさせてしまっていたので、今後は自助努力と人に助けを求めることのバランスを取れるようになりたいです。

本当に強い人は、人も自分も大切にできる人だと思います。