Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

自分が久々に考えさせられた一冊

今、衛藤信之さんの職場系心理学というマンガ本を読んでいますが、
ただのマンガだと思ったら大間違いでした。



日本社会が抱える病理にも大胆に切り込んでいくし、会社が息を吹き返す
ための処方箋を、現場のカウンセラーの視点からわかりやすく説明して
くれています。



当然のことかもしれませんが、人が人として認識されていない世の中
だからこそ、周囲に猜疑心を抱いてみたり、罠を張り巡らして誰かを
蹴落とそうとしてしまうのではないでしょうか。



はっきり言えば、今の日本企業や日本政府がしてきたことは「仏像作って
魂込めず」ということです。企業は大きくなったけれども、やっている
ことは派遣切り・雇い止めと悪事の総合商社となれば目も当てられません。



結局、旗色が悪くなって来れば、リーダーが責任を取って辞任しますと
いいながら、一切の責任を放棄して部下などになすりつけようとする
意地汚さが見えてくるわけです。このことはひろさちやさんの
「あるがままに生きよ」でも指摘されています。



今のギスギスした環境が生み出したのは何か?
社員の疑心暗鬼や値踏みに始まり、努力が報われにくいねずみ講的会社構造
ではないでしょうか。非正規雇用がなかなか正規雇用になれない環境って
どうみてもねずみ講と言っても過言じゃないでしょ?



自分自身、漫画が持つ真価を久々に見せてもらったと思っています。
興味のある人は是非ご一読を。



マンガでわかる 会社組織が甦る! 職場系心理学 (じっぴコンパクト 62)

マンガでわかる 会社組織が甦る! 職場系心理学 (じっぴコンパクト 62)