Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

再度、当事者間の問題を考える

心だけではなく、身体などに障害を抱えた人は福祉というものを受けながら、社会復帰の道を探って行きます。しかし、当事者間の「コミュニティ」も小さな社会みたいなもので、派閥もあれば、金銭等の問題もあります。

俺の知り合いは「お金貸して」の一言で、ある知的障碍者にズルズルと10万円も貸してしまい、返されないまま泣き寝入りしてしまいました。

自分の場合、いわゆる「粘着厨」の精神障碍者に、アッシー君に一度されてしまった上に、ケータイ番号を教えたがために、下らないことでもすぐ電話を掛けられてしまうという迷惑を被りました。

確かに俺のケースは金銭や命が絡んでいない分まだかわいい方ですが、知人の場合は大事な虎の子を取られたわけですから、「障害者だから許せ」という一言で済ませるわけにはいきません。

べてるの家の本でもある当事者が某小学校殺人事件の犯人を見て、「精神障碍者にも裁かれる権利は欲しいよな」と言っていたのが印象的でした。

日本の法律では「心身耗弱」「心身喪失」などの場合、減刑されたりすることもあるので、それも問題だと思います。

本当に障害の度合いがひどくて、日常生活を送るに支障が出るのなら、成年後見人を立てたり、ヘルパー利用の申請をするなどして対処できるはずです。当事者間のコミュニティであれ、金をせしめたり人に被害を与えるというのは論外です。

障害者雇用から社会復帰を本気で考えている人間なら、さらにそのようなことを考えてほしいものです。人への迷惑を顧みない当事者であれば、もし雇われたとしても、あまりいい顔はされないと思います。障害者雇用で入ってきても、社会人は社会人です。障害による困りごとが最小限でないように企業なりに配慮してもらえるだけであって、基本的な部分は何も変わらないはずです。

例えば、金をくすねる癖のある障碍者や、人との距離を考えない障碍者が当事者のコミュニティと同じようにふるまったら、早晩干されて居場所がなくなるでしょう。

「自分、障害者ですから」という言い訳は絶対に通用しません。それどころか、同じ障害を持つ当事者たちにいらん迷惑がかかることになります。それが障害への「偏見」というものになって…。

自分自身も言いたいことを言わせてもらいましたが、やっぱりまだ改善点はあります。感情の安定や就職先の確保など。卑しくも自分は障碍者雇用で雇ってもらっても、障害を理由に金をくすねたりするような愚行はしたくありません。

障害者雇用は「刺身のツマ」だと言う人事の人たちを見返してやりたいんです。障害を抱えているだけで、弱点がカバーできれば仕事力を発揮できるというところを見せたいというのが本音です。

当事者の集まる場所に行くと、否応なしに自他の醜い部分を見せつけられます。

ドッジボール・コミュニケーション。仲間外れ。えこひいき。障害への甘え。ムラ意識。勝手に壁をつくること。感覚過敏などなど。

時々、相手の醜さのみならず、自分の醜さにも吐き気がすることもあったりします。「人間、相身互いだからこそ、お互いにやさしくしよう」とも言いますが、当事者間の場合はあまり当てはまらない場合が多いです。自分のことで精いっぱいという場合が多く、何となく気の合った人で集まりやすい傾向にあるわけです。

それを否定しませんが、干されて反省している人や輪に入れなくて困惑している人も入れる雰囲気作りを職員も助けてほしいものです。当事者もバカじゃありません。職員の努力をどこかで見ていたりします。