人を受け入れることの辛さ
俺はネットでは雄弁に語りますが、実生活では体躯の割には気の小さい
オッサンです。
気の強い人を見るたび、俺の気が強ければこんなにも悩むことはないのにと
恨めしく思ったこともありました。
事実、健常者のみならず、他の障害者にも実害を加えられてきたので、
当然自分も頑なに守りに入るし、人を受け入れるほどの余裕がないのです。
ゆえに、野放図にふるまっている奴や、威張り腐っている奴を見ると
虫唾すら走ってきます。
お世話になっているワーカーさんにこの思いを話すと、このような回答が
ありました。
「あなたは相手を受け入れられないから、自分が他の集団に入る時に
受け入れられるかどうか、気になって仕方がないんでしょう?」
自分の抱えている悩みの根を暴かれたみたいで気恥ずかしくもなりましたが、
認めざるを得ませんでした。
正直に言えば、障害が原因とはいえ、俺に実害を加えても何の良心の呵責も
感じない人間まで受け入れるのは、難しい問題です。
図々しいのもいれば、独善的な人間もいるのに、自分が損してまでどうして
受け入れないといけないのかがわかりません。
今の俺には到底受け入れることはできませんが、百歩譲って一つだけでも
長所を拾い上げて接していくことだけになると思います。
グループワーク復帰に向けて、今の問題は避けては通れない壁になってくる
ので、少しずつ解決していきたいと考えています。
相手がどんな障害者であろうと、自分の領域が侵されそうになったら、
毅然として自己主張が出来るようにしたいものです。