[[今週のお題]]「夏の味」
母方の祖母の所では、夏になると手作りの水羊羹を出してくれました。あんこも祖母の手製で、素朴だが実にやさしい味だったと記憶しています。
母親も作り方を学んでいなかったので、もう幻の味となってしまいましたが、たまにふと恋しくなったりするのです。
共働きが増えることはいいことである反面、日本の昔ながらの味を作る家庭が減ってしまったとつくづく思います。
昔はいじめられて本当に黒歴史にしてしまいたいくらいだったけど、祖母の味だけはずっと残していきたいと感じています。
母のレシピに唯一残っている祖母直伝の夏の味は、鮭缶を使ったあんかけそうめんです。考えてみれば、夏では気温の低いことの多い北海道で、そうめんをおいしく食べる工夫だったのかもしれません。