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Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

立ち読みナナメ読み

今回、アスペルガー症候群を理解するための入門書として、以下の書籍を紹介します。

僕はアスペルガー症候群 (健康ライブラリー コミック版)

僕はアスペルガー症候群 (健康ライブラリー コミック版)

一人のアスペルガー症候群当事者が、診断を経てどうやって過ごしていくかを描いたマンガですが、あとがきでは数名の当事者を取材したネタから来ているらしいです。一人の主人公の物語というよりは、オムニバス形式の物語と見た方が分かりやすいのかもしれません。

入門編の参考書としては向くとはいえ、アスペルガー症候群の特徴を羅列した感も否定できず、かえって当事者への誤解や偏見を招いてしまう懸念もなくはありません。

そもそも、アスペルガー症候群と言っても、その当事者の誰もがひな形通りではありません。自閉度の高低もありますし、それぞれ得手不得手も違います。人によっては感覚過敏などもあったりしますから、マンガで一人の主人公を使って語るのは、いささか突飛な気がします。

例えば、アスペルガー症候群の特徴をすべて持ち、金銭感覚も破産まっしぐらという人はそうそういないと思います。まったくではないけれど、それに近いタイプの人間なら身内に一人います。(誰とはいいませんが、借金まみれの人です)

せっかく、精神科医が監修しているのであれば、いっそのことオムニバスで、アスペルガー症候群当事者を10人くらい紹介した方がまだいいのではないでしょうか?

マンガの構成や画力は読ませるものに仕上がっているだけに、非常にもったいないと思います。最高の素材を料理法でいじくりすぎて失敗した典型例と同じです。

当事者としては微妙な気分になりますが、表紙につられて買ってしまった場合は、あくまでも当事者数名の持つ特徴を述べた参考書という意識で読みましょう。