Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

自分の価値って一体

2006年に近畿大学物理学部のウェブサイトで「就職できない人は欠陥品」という趣旨の文章があったのは御存じでしょうか?自分は恥ずかしながら、今日知りました。

ハロワや近畿大学が就職できない人間を「欠陥品」呼ばわりしたところで、その人が就職できるわけじゃありませんよ。大切なことは、産官学がお互いに、「就職できない人」問題を対岸の火事として押し付けずに、どうすれば減らせるのかを考えるのが筋じゃありませんか?

ミスマッチは本人だけのせいではなく、紹介した側にも責任はあります。企業見学やインターンシップを新卒の大学生や高校生に限定するのではなく、第2新卒や転職組にも積極的に開放すべきだと俺は思っています。

何でも自己責任論で片づけてしまっては、「中国からくる黄砂に雪が混じるのはお前のせいだ!」という理屈も通ってしまいますよ。自然現象はどうにもならないことなのに、それまで自己責任論にしてしまうのは、無茶すぎる気がします。筋違いもいいところです。

自分の価値は、自分で決めてもいいのに、不況の世の中で就職にあぶれる人が増えてしまうから、余計に禽獣的状況に追い込まれてしまう。最悪の場合は、自責念慮が過ぎて自殺することだって容易にあり得ます。

他人が就職して、自分が就職できないと言っても、自分の価値が下がるわけじゃない。自分の就職するタイミングが遅れただけです。人には人のペースがありますが、あまりにもマイペースすぎても、働くタイミングを逸してしまって、本当に社会で働けなくなると思います。

少しでも「自己効力感」を持てる環境作りをしないと、人を批判、非難することでしか自分の居場所を作れない殺伐な場所になってしまいます。例えば、パソコン実習やグループワークを半年から1年間やってある程度の進歩が見られたら、企業見学・実習などに繋げていかなければ、単なる「パソヲタ」量産所でしかないわけです。

政府や社会福祉法人でも全国単位で人を集めて、問題点を徹底的に把握して、法改正などに向けたアクションを起こすべきだと思います。答えは官僚が握っているのではけしからん。政府も社会福祉法人も断固としてゆさぶりをかけ、障害者に極めて不都合な法制度を改善してほしいですね。

ある程度の不都合は許せても、就労移行支援事業所の通所期限2年の根拠がわからないというのは実に許せません。もちろん、先に述べた就職できない人間を「欠陥品」呼ばわりする輩も許せません。人の存在は、物じゃありませんから!残念~!(激古)

まぁ、バカやりすぎたのでこの辺にしておきます。