Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

家の桜もようやく満開だけれど

昨日の夕方、早速家の桜の写真を撮りましたが、はてブロの不具合により、記事編集が出来ず、遅れてしまいました。個人的には昨日のうちにアップしたかったので、イライラが溜まって仕方がありませんでした。

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来年もまたこの桜を愛でることができるのかどうかわかりませんが、とにかくそうできるような身分になりたいと思います。

桜は満開でも、日本経済は満開とは言えないでしょう。ハロワ職員はアベノミクスに期待しろとも言いますが、給料は据え置きで物価だけが上がると言う結末になりそうで嫌な予感がします。いつになれば、桜も景気も満開になるのかと怒りを込めて、声高に言いたいと思います。

発達障碍者よ、どこへ行く

先日、ググっていたら、ある発達障碍児のパパさんが、ご自身のブログで発達障害への福祉行政の在り方を述べていました。雑駁ながら要約すると、発達障碍者は現行制度に無理やり対応した福祉制度を受けなくてはいけないし、さらにホワイトカラーとブルーカラーの中間の職業がないと言うことです。

発達障碍者障害年金がもらえるのは、重度の自閉症もしくはアスペルガー症候群の当事者か、知的障害や他の二次障害を併発している広汎性発達障害(新しい呼び名だと自閉症スペクトラム障害)の当事者というところです。

障害者雇用の給与体系は、大手を除けばだいたい障害年金がないとやっていけないものになっています。正社員の求人は皆無だし、たいていは嘱託社員か契約社員、パート社員あたりです。にもかかわらず、政府も自治体も働きたくても働けない発達障害者に光を当てていないように見えてしまうのです。発達障碍者の成功例もほとんど単純労働しかなく、事務職の成功例と言っても、大きい自治体の大規模事業所の出身者ぐらいしかありません。

繰り返しますが、発達障碍者はバカアホマヌケじゃないんですよ。特性を度外視して定型発達者と同じパフォーマンスを求めてしまうから、そのように見えてしまうだけなんです。百歩譲っても「単純バカ」に見えることもあるかもしれませんが、よく言えば「スパイク型人材」*1の典型例です。

人材育成や開発に時間を掛けるためにも、企業と就労移行支援事業所などが連携を取って就労実習を実施し、実習先とマッチする人材があれば取っていけばいいだけのことです。発達障碍者の中は、非常に義理堅い人もいますので、本当に尽くしたいと思う会社であれば、頼み込んでくるのではないでしょうか。

日本の就労支援の盲点は、ミスマッチを放置することです。そうされてきた求職者は、自分で適性を判断した上で、職種・業種を選び、転職先を決めて行かなければならないという悲惨な事実があります。就労支援でいちばん大切なことは、情報収集・整理に加え、利用者と進路を選択していくことだと思います。厳しすぎる情報制限は、何も生み出しません。せめて消化不良にならない程度の情報を共有し、利用者が最低限納得のいく形で就職に結びつけてほしいものです。

自己弁護でも、当事者の弁護でもなんでもありませんが、発達障害故に正直不利益を被っているということだけは言っておきます。

*1:ある能力が群を抜いて秀でている人材の事。ただし、優れてない部分は人一倍穴がある