Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

マツコ・デラックスに学ぶ内弁慶野郎の対策

昨日はようやく体調が戻ったので、マツコ&有吉の怒り新党を見ることに。20代の会社員のネタで「いかにもモテない外見をしているのに武勇伝を語る先輩に腹が立ちます」というものがありました。その後のマツコ・デラックスの反応が実に興味深かったです。

最初は有吉と揃って「これじゃあ『お疲れ様』としか言いようないじゃん!」と言っていましたが、マツコはこう付け加えました。

「こういう人ってその集団から出た時には、きっと同じように出来ないんだろうなぁ。私だったら、逆にかわいらしく感じる」

確かにそうだよなと俺も思いました。俺なりに言えば、そういう人は非常に「かわいそうな奴」なんですよ。今の集団以外の場所でも、同じ行動が出来ないのであれば、その中だけでしか「ヒーロー」気取りしているに過ぎない。

施設にも、余りにも個性的すぎて苦手な人たちはたくさんいます。前施設長のお陰でその傾向は、さらに強くなってしまいました。

自分の世界に閉じこもりすぎて、その外の世界の人間がどう感じようとも我が道を行く人。
我が道を行くどころか、自己主張が激しくなって、ついに孤立してしまう人。
くまのプーさんのように罪のない存在を周囲に主張し、嫌な人間にはシカトを決め込む人。
…などなど、マトモに真正面から向き合っていたら、正直疲れてしまいます。

かなしろにゃんこ。先生のレスで教えていただいた考え方で、こういうのがあります。彼らのような人たちと接していて、気分を害してしまったら、「この俺に、こうすれば人が嫌がると教えて頂いてありがとうございます」と心で唱えてみることです。それでも効かない場合は、たいていゆっくり100数えるか、人のいない所で大声で叫んだり、大きくため息をついたりしていました。

最近はマツコ方式も参考にして、「彼らも今いる場所でしか輝けないんだろうね。もったいないなぁ」と心でつぶやくことにしています。本当に輝ける人は、たいていの場所に行っても、誰かに輝かせてもらったりして、いつの間にか、まばゆい輝きを放っているものです。内弁慶さんの場合、今の集団を追われて他の集団に行ったら最後で、市井にうずもれてしまうことが多い。

大人の内弁慶さんで始末に負えないのは、派閥を組んで自己主張することです。上は学閥、政党の派閥・グループから、下は暴力団、暴走族、チームなどに至るまでいろいろあります。ここまできちゃうと、「私」「僕」「オレ」が主語じゃないんですよ、「我が党は」「俺らのチームが」などが主語になっちゃう。「私」メッセージなんてありゃしない。主客転倒もはなはだしいです。

最悪の場合、「お互いに幸せになれますように」と心でつぶやいて、ケツ捲って逃げるしかない。三十六計、逃げるにしかずってね。昔の俺なら「お前みたいな奴、修正してやるぅ!」と、カミーユ・ビダンよろしく息巻いて突進したものですが、今だと心身のエネルギーが漸減しているのか、お互いに気楽にやれるような関係に軟着陸できるように試みるようになりました。年齢というものは、人を変えるものなのかもしれませんね。