Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

今年も障害者合同面接会参加

今年もハローワーク札幌主催の障害者合同面接会に行ってきました。毎度ながら思いますが、出席企業は多いのでしょうが、それ以上に応募者がやたらと多すぎる気がしてなりません。「あ、この人去年も見かけたな」という経験はザラにあります。

北海道の障害者雇用では最大のイベントだけに、ハローワークだけでは当然手が足りず、公務員の方が様々なところから手伝いにきていました。上は厚生労働省から、下は北海道労働局まで…。ハロワの女性職員には相変わらず態度の大きな人がいましたが、毎度出るたびどうにかならんのかと思ってしまいます。彼らを見れば「どや!ワシらは勝ち組やでぇ~!」とエセ関西弁が今にも出そうな雰囲気を漂わせていました。だってさ、着てるものや髪形からしてそうじゃん。

今日は3社受けてきましたが、緊張はしても割と和やかなムードで面接に臨むことができました。意外と志望動機は聞かれず、受けたい配慮以外には、過去の経験やスキルから何が出来るのかを掘り下げて聞かれました。応募者多数ですから、あまり期待しても仕方ないので、期待は大きくて1割、小さくて1厘にしておきます。

就職へのモチベーションを持たせる仕組みづくりを!

施設に通っていても、以下のような状態であれば、就職へのモチベーションは保てず、「ぬるま湯」状態になるのではないでしょうか?

  • グループワークが職員から利用者への講義という一方通行になっている
  • パソコン環境が群を抜いて素晴らしくても、それを生かせる仕事がある実習先や就職先のチャネルがない
  • 自分の実績作りなどのために、利用者によって身びいきが激しい
  • 障害特性などに応じたプログラム作りが出来ていない

…などなど。

どんなにいい技術、いいプログラムを揃えたとしても、利用者が覚えたものを少しでも使える場がないと、結局二重手間なんですよ。例えば、高いパソコンスキルを身に着けても、そういう職場がなくて、肉体労働が主体の職場に行ってしまえば、新しく仕事を覚えなおさないといけないわけです。

モチベーションを持たせることが出来れば、後は職場実習やその代わりのバイトをやらせてみればいいんですよ。「大企業ばかり受けてぇ~!だめじゃん」などと俺を非難する暇があったら、プログラムの一つは考えたらどうだと前施設長に怒鳴りつけたいですね。

プログラムの改善や綿密なフォローアップをした上で、かつ就職活動へのチャネルが確保されているのであれば、俺たち利用者は就職に向けて不断の努力をすべきです。そのような前提がありながらも、俺たちが利用者としての責任を果たさないのであれば、自己責任論をぶちまけて怒鳴りつけてもいいと考えています。

基本は施設ができることと、利用者が出来ることの住み分けですが、たいてい利用者は社会的に無力です。少しでも、社会的弱者の現状を伝え、そんな彼らであってもできることがあると一緒になって発信していく存在が施設であり専門職なのだと、俺は思います。利用者にとっては施設は最後の砦です。だからこそ、社会復帰への橋頭堡と呼べる存在であってほしいと切に願っているのです。