Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

福祉における格差をどうするか

障害の等級によって、受けられる福祉に差が生じてしまうのは当然のことです。しかし、福祉を受けることで社会復帰の可能性が出てくる当事者に、光が当たらないのは由々しき問題であると思います。このことは一貫して、俺のブログでも言ってきたことです。

福祉における格差は、上は政府や自治体から、下は施設や当事者に至るまで様々なところで生じます。福祉政策に乗り気ではない自治体に居住する当事者は、当然の如く不利益を被ります。埋められない格差もあれば、埋められるものもありますが、前者がほとんどのような気がします。

どうしても身体障害者知的障害者にウエイトを置かざるを得ないのはわかりますが、五体満足でも感覚過敏等の問題で一般就労がままならない発達障碍者などの当事者にも光を当てていただきたいと思います。すぐには実現しないのだろうけれども、彼らを髀肉之嘆にしてくすぶらせるよりは、福祉を十分に受けさせ、就労への環境を整えさせることで可能性が広がるのならば、社会に必要な戦力になります。

前施設長は、発達障碍者のグループワークをやっていましたが、むしろためになるという話は聞かなかったし、本人もしぶしぶ開いているような態度を見せているので不愉快でした。そもそも、自分の障害の基礎理解は、利用者が施設に通う前のレディネスの一つだし、取り上げること自体時間の無駄です。彼らに特化したグループワークをやるのであれば、一人一人の特性に合わせた職業選択に始まり、就職活動とその後の生活を取り上げるべきだと俺は思います。そもそも、発達障害の利用者はそういったものを求めているのではないでしょうか?

前にも触れましたが、施設側の巧拙が大きい場合、一定のプログラムを消化した利用者が持て余してしまうことが出てきます。例えば、系列の施設のウェブサイト管理で使うパーツを職員が作るのではなく、たまにはそういった利用者にやらせてみりゃいいんですよ。使役だの支援を受ける側だのという理屈を言っていたら、俺のような発達障碍者がそういう身分だったら、多分失望して枠をはみ出さない程度に勝手にやってるでしょうね。

今の施設の不満は「疑似職場」というよりは、「仕事ごっこ」に近い気がします。職員にタメ口で話す利用者もいれば、人と共同して仕事をやるのではなく、余計な苦労をしたくないという利用者もいます。職員もそういった利用者ばかりを見ている気がするし、俺のように手持無沙汰にしている利用者は汚穢として見られている気すらします。つまり、ある当事者流の表現をすれば「仲間外れの対応」をしているということです。ゆる~くやってるくまのプーさんグループは割と施設で光が当たりやすく、俺のようにクソマジメにやってる奴は窓際族でしかないのです。障害特性上仕方のないこともあるけれども、それにしても嫌だなと思います。

俺はとにかく正規就労への道がある会社に就職して、早く今の施設を出たいです。