読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

福祉施設の一年での悲喜こもごも

今年で就労移行支援事業所に通って3年目になりましたが、自分にとっては「転機」と呼べる一年だったのかもしれません。

2年近く俺を苦しめていた前施設長は、総合施設長の耳に彼の評判の悪さが入ったようで、自宅からさらに遠い同法人系列の授産施設に異動になり、そのまま自己都合退職とのこと。半沢直樹のように華麗に「100倍返し」をそのバカ施設長にやって、土下座させようと思いましたが、その前に裁きが下ったこともあり、複雑な心境でした。

現在の施設長が入れ替えの異動でやってきましたが、男性PSWに苦杯をなめさせられたことで、彼の顔を見るとフラッシュバックが起きてしまい、戦闘態勢になってしまうのです。そこのところを長年お世話になっている支援センターのPSWさんに仲裁して頂き、何とかケース会議に漕ぎ着けることができました。その甲斐あって、知人の会社でのバイトが決まり、現在に至ると言うわけです。

職員さんやメンバーさんともいろいろと摩擦を起こしたりもしましたが、今日の御用納めで笑顔で挨拶を交わし、切り餅パックとみかんをもらい、無事今年分の通所を終えました。来年も何とか心身の調子を崩さず、モチベーションを上げ、就職内定に漕ぎ着けたいと思います。

某発達障碍者はどこへ行く

アスペルガー症候群の当事者・A君は、スポ魂ものよろしく「努力の鬼」と呼ぶに相応しい存在です。就職に必要なスキルを身に着けたいと、毎日施設に通所しプログラムに貪欲に取り組み、閉所時間近くまでほとんど毎日残ってパソコンの復習をするほどです。

しかし、彼のコミュニケーションはいささかドッジボールで、相手の事はお構いなしに話す傾向があります。正直、話を聴いていて疲れるから、必要最低限の会話しかしないし、彼からは距離を置いていました。

最近、障害者雇用で面接に漕ぎ着けた企業の模擬面接等にいそしんでいたのも束の間、彼は不採用になったそうです。それ以来、施設にも来なくなってしまいました。彼のことは「同族嫌悪」ゆえに憎しみさえもありましたが、いざ来なくなってしまうと複雑な心境です。

あくまでも憶測ですが、落胆の余り施設に通う気力を無くしたか、二次障害になってしまったのかなと思ってしまいます。なぜなら、発達障害者の場合、強いストレスなどが原因で、うつ病統合失調症等の二次障害がみられるケースもあるからです。

同族嫌悪」ゆえなのか、彼が通う気を無くしてしまうのも、何となくわかる気がするのです。あくまでも自分の想像でしかありませんが、自分の努力にこだわりすぎた結果、専門職に誤解されたりするうちに、パソコン実習に縛り付けられるかのようにこだわってしまい、適切な支援が得られず、成果が出せないまま燃え尽きてしまったことも考えられます。

「こだわり」というのは発達障碍者にとってマイナスに思えてならないものですが、専門職がリフレーミングする手伝いをすることで、プラスに生かす方法を見いだせるのではないでしょうか。こういった支援を彼は求めていたと思います。無論、自分も同様です。

そもそも、「パソコンが出来るようになったら就職できる」という誤解を利用者にさせてしまう時点で、専門職は失敗しているのではないでしょうか?パソコンが出来たら、次はコミュニケーション…という具合に見通しをつけないといけません。

仕事用のプログラムは施設のみという閉鎖的環境が出来上がっていることもよくないでしょう。発達障碍者は概してシングルレイヤー(単層)思考で、「施設で通用すれば、社会でも通用する」と思い込みやすいものです。だからこそ、風通しを良くして、地域住民や企業の人間とつながっていけるようにしていく必要があります。グループワークでせっかくいいネタを学んだとしても、利用者がそれを生かすのは自己責任と何でもぶった切ってしまうのは、いささか乱暴な気がします。施設側が極力選択肢を用意しなければ、利用者はただ思考停止するのみです。

ここでも、施設の支援の巧拙や地域格差が出ているとなれば、一番の原因は「お金」でしょうね。予算が足りないから、職員の育成も出来ないし、実習のチャネル開拓等の人脈も確保できないのでしょう。とはいえ、お金だけあっても、自治体や地域住民の雰囲気がドッチラケだったら、何もならないのが現実でもありますが。つまるところ、「ヒト」「モノ」「金」が3種の神器になっているのかもしれないですね。

少しずつ、来年から変わっていけばいいなぁと思っているダメオヤジです。来年もよろしくです。