読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

当事者間でもハブられる発達障碍者

先日は、野良発達障碍者について、俺なりの考えを述べてみましたが、今回は過去の自分も含めて当事者間でもハブられやすい発達障碍者の特徴を述べ、彼らの行動の傾向と対策、もしあれば意見を述べたいと思います。

まず、発達障害当事者向けのイベント等で当事者どころか主催側も嫌がる人の特徴を述べていきます。

  • 自分の障害がどんなものであって、自他に対してどんな影響が出るのかなどを理解できていない
  • さらに自分が迷惑行為をしているという自覚がない
  • 人との間合いの取り方や話への参加の仕方も極端(マシンガントークなども含む)
  • イベントでのルールを守れない

など。

俺は当事者同士で出かけることもありますが、多動エンジンがマックス全開の人が「マクドいきましょー」と言ってきた時にはさすがに参りました。なぜなら、その人に妙な仏心を出してついて言ったら、お構いなしのマシンガントークを展開されるからです。かわいそうですが、ここで一度はコミュニケーションで失敗して頂かないと、今後学習する機会はありません。

確かに、根っこは一般社会でも寄る辺ない寂しさや不安を抱えているという点では共通していますが、それがあるからと言って「ボクの障害も理解してよ」と言うのは、押し付けにもほどがあるのではないでしょうか。発達障害の影響で悩んでいるのは、自分一人ではないということも理解する必要はあると思います。

主催者側である社会福祉法人や当事者団体も、参加者の善意や良心によって支えられて、イベントが進行できる側面もあるのです。イイトコサガシさんやシャイニングさんが、厳格なルールを設けすぎると非難するのは筋違いだし、当事者の社会もまた一般社会の縮図でもあるのです。自分ルールにこだわりすぎて、エゴ丸出しにするのではハブられ出禁になって当然です。

指摘する側もことばを工夫する必要はありますが、ハブられる原因が自分の行動にある当事者も謹んで耳を傾ける努力はするべきだと思います。「社会の理解がー」と言いたいのもわかりますが、まず痛い言葉でも言ってくれる人の意見も聴いてみてはいかがですか。

グループワークのキモ

施設ではグループワークがありますが、職員の数が少ないせいか、バリエーションが少ないのが気になります。SST、コミュニケーション、機関誌作成、ビジネスマナーの4つです。印刷事業(B型事業所)との兼ね合いを考えれば仕方ありませんが。

残念ながら、いずれも受けてみましたが、実社会ではグループワークの知識を役に立たそうと思っても、かなり限定的になるため、「やった気になる」というなんちゃって学習なんですね。致命的な弱点として、企業実習や見学のチャネルが乏しいから役立たせるにも必然的に機会が不足するから、知識だけで終わっちゃうんです。例えて言うなら、プロ野球で実際に活躍している投手が本気で投げる球を、本だけの知識しかない野球ヲタが打てるでしょうか。多分、打てないでしょう。これが、プロとアマ以下の違いなんです。

自分は2年間グループワークを受けてきましたが、本当に参考になったのは、コミュニケーションくらいですね。間違いなくそれは職員の努力の賜物ですが、特にビジネスマナーは何も変わっちゃいないと思います。テキストにしても、マイナーチェンジしかしていないし、職員の講義形式がほとんど。一番やってほしいのは、利用者に実践の場を与えることです。彼らが支援環境に乏しい中でビジネスマナーを身に着けるには、自分でアルバイト先を見つけるしかなくなるわけです。

都合が悪くなれば「死んだふり」。
批判や非難をされないための予防線として、「仕事してるふり」。
もう、そんなのはよしませんか。

利用者ミーティングで意見を言える場を作れないで、いつ利用者に意見を言わせるってぇの?普段、職員が忙しいからこそ、改まった場を作って意見交換するってわけでしょ。「意見ないから、このままでいいんだぁ」じゃないんだよ。実際は、自分の思いをことばに表現できなくて悩んでたりするひともいっぱいいるんだ。最後には、施設のやることなすことが世の中と乖離していくさまを見て、諦めて言わなくなる人も中にいるんだということも忘れないでいただきたい。

本気で就職させたい、してもらいたいって思っているのなら、パラダイムから考え直すなどしませんか。ハコモノだけは御大層で、ソフト面はポンコツの旧式OSで使えないプログラムが抱き合わせで入っているに等しいと言うのは、どこぞのアヤシイPCメーカーと同じですよ。

某支援室と連携を取るだけでは、支援力は乏しいです。施設自体にチャネルを持たないことには、社会からより遠ざかることは間違いありません。企業の元人事担当者とまでは行きませんが、それなりに人脈と人を見る目を持っている社会人を就労開拓員兼指導員として雇用した方がいいと思います。就労支援員に平素の業務以外に、企業回りしてでもコネ作ってこいというのはとんだ無茶ぶりです。「福祉業界はただでさえ薄給なのに殺す気か!」と職員がストを起こしかねません。

およそのパラダイムを確定し、あとはモニタリング等を経て、その人にあった支援を考えていけばいいのではないでしょうか。

あと、利用者をオーバーアチーバーだと思わせておいて、結局アンダーアチーバーにさせてしまうのであれば、とんだ二枚舌だと思います。精神障害発達障害の当事者で、まだまだ状態のいい人であれば、クローズでも構わずに就職活動をしているでしょう。本当に、このような羊頭狗肉も甚だしい福祉もいい加減にしてほしいです。これが福祉業界のやることであれば、大学や専門学校の福祉学科で教える内容は理想論もいいところです。

今だからいいますが、福祉という世界はきれいごとでは済まされません。俺のようなメンドクサイ発達障碍者なら、時には毒蝮三太夫ばりの毒舌で内心キレるだろうし、コプロラリア(汚言症)や言語チックのある当事者からは、ここでは言えない汚い言葉で言われると「もうこんな仕事辞めてやる!」と叫びたくなることだってあるでしょう。そのような事実を実習の場で積極的に見させる経験をさせた方がいいです。

もう、頭の中が「自分の理想の福祉」でお花畑状態になっているバカ福祉職のお世話にはなりたくありません。このようなヤツを再生産しないためにも、行政と福祉業界が一枚岩になるべきでしょう。もちろん、他の意味もありますけどね。