Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

的確に言ったつもりでも

先日、施設長に面接対策をしていただきましたが、指導の仕方ですごく腑に落ちないことがあり、今でも本当に落ち込んでいます。その原因とは、彼の何気ない一言です。

「あなたが面接官の質問に対して、余計なことを話してしまうと、「そうじゃないから」と話を途中で打ち切られてしまったり、コミュニケーション能力のない人間だと思われてしまいますよ」

それは事実だと思いますが、自分ではその言い方がどうしても許せませんでした。確かにコミュニケーション障害もあるだけに、コミュニケーション能力は他の人間に比べて地に落ちるほどかもしれないが、それでもまったくないわけじゃありません。本当にその能力がなければ、言語障害があるとみなされて、社会から隔離されてしまうわけですから!何だかすごく侮辱された気分になりました。

他の専門職に昨日の悩みを相談してみると、こう言われました。

「あなたと話していて、特定の言葉に反応して話題が飛んでしまっている気がするんです。それは、私や他の人から見ると違和感を感じてしまいます」

そう言ってもらった方が、俺としてはまだ納得はいきました。支援者の立場としては「何としても実績を上げたいから、利用者を「矯正」してでも就職させなければ」と思うのはわかりますが、今回のことばは嫌な気持ちにさせられるものでした。まだ言ってくれるだけありがたいかもしれないとはいえ、事実を突き付けるだけにとどまってしまって、一歩先の提案がないんです。俺はそれを求めているんです。例えば、こういう一言があるだけでもまだ救われた。

「あなたが余計なことを言ってしまうと、面接官はかなり厳しい評価を下します。そこで、質問の答え方について、ポイントを絞る意識でやってみませんか?」

事実を突き付けるだけなら、どんな人だってできるでしょうよ。これではハロワのDQN職員や前の施設長と同じで、パワーゲームでモノを語るだけの人間になってしまう。支援者という立場にあるのなら、そこにとどまらず、「どうすればこいつの能力を開花させられるか」を考え行動した方がいいと思います。SSTでの面接対策がいかに甘っちょろいものかを知りましたが、施設長との面接対策で自分に大きく自信を失い、就活すら辞めてしまおうと思っています。