Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

鬼十則から考えてみた

東大卒の電通ウーマンが自殺したことで巷で話題となっている。
しかし、男性が自殺した時はさしてネタにしなかったマスコミはどうなんだと
俺も思います。

ツイッターでも生まれてから手塩にかけて育てた子供をDQN企業が1年もしない
うちに死に追いやるという事実で電通は非難のやぶすまにさらされていました。
当然だろうといいたいんすよ。

鬼十則電通の屋台骨を支えてきたのも事実だろうが、時代にそぐわない面も
事実として現れている。

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

半分は納得できても、半分は納得できない。「殺されても仕事を手放すな」と言っても
担当者たる自分が犬死にしてしまっては今までの積み重ねが水泡に帰してしまう。
やるからにはどんな結果になろうと取り組んでみればいいし、人の力を借りてでも
事後処理をすればいいとは思うけど。

周囲も楽しんでワイワイとやれればいうことなしだが、トラブルメイカーみたいな手合いに
引きずられて職場の士気がダダ下がりなら話が違ってくる。「おいテメェなにイキってんのよ」
ってキレる奴も出てきて当然。一人あたりの仕事量が増える上にマルチタスクとなれば、
集団圧力で干されることも起きるだろう。

計画と自信を持って仕事をしていくことは同意する。俺は障碍者雇用で言えば負け組
なのかもしれないが、それでも「頼むからやめないでくれ」と一度は慰留される人材には
育っていきたい。福祉の援護射撃も十分に受けられないなか悔し涙を呑んできたから。

摩擦ばかりを恐れても停止したまま。やれるもんならやってみろと言わんばかりに好戦的な
態度で摩擦を起こしてばかりいるのはもっと非難される。俺は基本的に相手の好き嫌いを
尊重する努力はしている。相手に嫌われてると感じたらネガティブな感情がどこかで出て
しまうんだけどね…。

結論を言えば、主に正社員に向けられた心得ではないかと思う。
非正規雇用が雇用の調整弁として紙おむつのように使い捨てられる現在では
黄金律になりえない。今後求められるのは、雇用形態を問わずはつらつと
働けるようなルール作りだと考えている。

あくまでも非正規雇用に甘んじてきた発達障害オヤジの戯言ですからね。

  • 5年後、俺は…。

まず国試に合格し2年間の研修期間を終えて、障碍者でもやればできるなと
戦力としてみなされる人材になりたい。

働いていて嫌なこともある。嫌な人もたくさんいる。
障害特性上、どうしても過去の屈辱や恥辱とリンクしてフラッシュバックが
起きてしまうわけで。それをなくすことは難しいけど、リスクを抑えたり
FBが起きた時の対処法は考えることはできる。確実な案が見つかるわけでも
ない。試行錯誤の末に見えてくるものかもしれない。

5年後、俺はアラフィフを迎える。その時に、俺を含む発達障碍者にとって
少しでも生きやすさが確保できるような枠組みができていればいい。
限りある時間とエネルギーの中で俺はどう過ごすべきかを考えなくては
いけない時期にきている。

前立腺肥大、緑内障…俺の身体は加齢でガタがきている。
発達障害が重なり生きづらくなる世の中でどう生きていくか。
泣きわめいて5年過ごすなら、泣いたりキレることがあったとしても
どこかにおもしろさを見つけて同じ期間を過ごしたい。

今は死ぬのはめちゃくちゃ怖い。だからこそ死に向かって緩やかに
歩き始めているという意識も持っている。

5年後の今頃も子供心を忘れずに津軽三味線や当事者活動を地道に
やっているでしょう。正直、ハートネットTVかバリバラには一度で
いいから出演してみたいと思っています。NHK大阪さんからオファー
が来たら、上司に土下座してでも休みとって参ります。俺は少なくとも
そのつもりです。

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」
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