Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

下流でもいいから少しでも楽しく生きたい

先日、下流社会という本を読んだ。
つまるところ、上流と下流に二極化している現代社会のあぶり出しとその対策を
書いた本である。読んでいて、暗澹たる気持になった。



対策はドラスティックなもので、東大授業料無料化という案まであった。
確かに上流社会の人間には、下流に対する矜持があるが、それは薄っぺらい
プライドに成り下がっていることが多い。



戦国時代には下克上ということばもあったのだから、よく考えれば上流がいい
とか下流が悪いとかということでは言い切れないのではないか。



「人間は不平等だ」という前提で、いかにして生活しやすくなるかを考え行動
したほうが建設的だと思う。人のいる限りいじめや人種差別等はなくならない。



会社で言えば、零細企業や中小企業は下流なのかと言うことにも繋がる。



それは違う。社員数が少なくても、業種によって稼ぎ出しているところも
あるのだ。例えばIT企業などがそうだろう。



カネボウが粉飾決算するくらいなのだから、大きいことが必ずしもいいとは
言えない場合もある。



少し引き合いに出したが、俺の言いたいのはこうだ。
「まずは己の足下を見ろ」ということである。上だの下だのというのは
あくまでも人が投影する幻想なのであり、足元を見ることで自分の座標が
わかってくる。これだけでも結構違ってくる。



立ち止まることも必要なのだと今書いていて感じた。