SAYURI出演俳優の英語力をみよ!
今日、両親とSAYURIを見てきた。主役のチャン・ツィイーの英語力も素晴らしい
ものだったが、おカボ役の工藤夕貴、会長役の渡辺兼、延さん役の役所裕行、
おかあさん役の桃井かおりの英語力も見逃せないものである。
この英語力だけではなく、芸者の凄まじい裏世界を描くスピルバーグの力量は
まさに「米国のクロサワ」に匹敵するのかもしれない。
昭和初期から戦後日本の過渡期の描写は、なかなかうまかったと思う。
洋モクになったおカボの演技ははまり役だと確信した。
「聞きやすい英語」と「壮絶な筋書き」に心を打たれました。
英語の聞取りは不得意なオヤジでも、単語だけは聞き取れるレベルだったそうで、
俺も聞いていて嬉しかった。確かに、豆葉役のミシェル・ヨーなどの英語も比較的
聞きやすかったですね。
彼らから教わった人生の教訓は「雨に止んでくれと言うな、太陽にもっと照ろというな、
自然の流れに逆らわないことも大切」ということである。
なるほど、さゆりの幼少の千代は風雪に耐えながらも、嵐の過ぎ去る時を待ちつつ頑張った。
それが会長さんとの出会いにも繋がったところもあるわけだし。
空襲や疎開などどうにもならない流れがあっても、さゆりは人生をあきらめなかった。
この姿勢は俺も見習う必要がある。