秋の夜長にお勧めの一冊。
この頃、シーマン語録を読んで、感銘させられている。
「お前ほど過去に教訓の多い人間はいないぜ」など結構キツイ物言いだが、
後で考えればなるほどと思わされることが多い。
稲村保の「若者・アパシーの時代」は12年も前の作品だが、見事に今の問題を指摘
していた。これを読んで厚生労働省などの政府関係者は何にも思わなかったのか。
著者は、日本人の「管理教育」を主たる原因とし、若者が参画しやすい社会を切望して
いた。現状を見ても、「やり直しがきかずブロイラーのような人材だらけ」
という状態であり、企業社会の要請とはかけ離れたアンビバレントな事実には
俺も非常に憤りを感じている。
皆さんも、読書には今がいい時期です。
是非休みの日に読んでみてはいかがですか?
若者・アパシーの時代―急増する無気力とその背景 (NHKブックス)
- 作者: 稲村博
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1989/04
- メディア: 単行本
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