Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

教員免許更新制の弊害

先日、北海道新聞北海道教育大学で更新講習が行われると聞き、
教務課に連絡を取ってみた。しかし、とんでもないことがわかった。



今回は自分のようなペーパーティーチャーではなく、現職の教員を対象に
講習を行った上で、今後の制度の方向性を決めるというものらしい。
(いわゆる、モニタリングって奴だな)
それから、教員免許所持者すべてに対象を広げていくとのこと。



自分の有効期限は平成31年とのことで、2年前から受講可能だから、
教員になるのであれば受ければいいし、その間に制度も変わるだろうから
わかりやすくなるとは思うと言っていた。



障害者自立支援法の時といい、連立与党のやることは議論不足すぎる上に
見切り発車もはなはだしい。



マスコミも更新制のことだけを報道するもんだから、実際の部分が伝わって
いないわけである。例えば、現場の悲鳴である。



校務分掌で忙殺され、さらに生徒の面倒まで見て気が狂いそうなのに、自弁で
更新の費用を払えやら、年休を使うなと言うのは理不尽である。
(費用負担は仕方ないにせよ)



手続をする官僚のみならず、大学などの教育機関も当然制度に合わせなくては
ならず、学生や教員などの受講者を管理したりするのに狂奔するだろう。



もし、不適格教師や信用失墜行為教師を排除したければ、職場環境をよくした
方がいいのではないだろうか?



学閥や派閥にとらわれず、職員間でも意見の疎通が出来るようにしていく
などしなければ、閉鎖的なままだろう。



自分は私立学校にいたが、たいがい学閥やら派閥に凝り固まるし、弱いもの
いじめも職員でもある。生徒の木鐸であるべき大人が、そのようなていたらく
とは実に情けない。無論、自分も含めだが…。



確かに数字は雄弁に語ると思う。しかし、数字では語れないものも大事に
しなくては、日本の教育は腐敗する。
これが、極左的な成果主義の弱点である。



教育や福祉の世界にまで成果主義を取り入れた結果、職場環境がギスギスし、
不正をしてまで成果を出そうとする輩が増え始めた。



マジメに取り組めば取り組むほど精神を蝕み、せっかく念願かなって入った
職場を去らざるをえなくなってしまう。



マジメすぎるのも困りものだが、再チャレンジも出来るような社会になる
ように政治家が先導して欲しい。地方にはそんな体力は残されていない。



北海道知事は無気力だし、道州制以外には無策。北海道は不況であえいで
いるのに、何も打つ手はない。学歴や職歴など毛並みがいいだけでは困る
の一言である。つまり、三国志で言えば女版袁紹である。