Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

発達障害が免罪符になるのか?

岡山県で起きた突き落とし事件の審判が下された。ソースはYahoo!ニュースより。

18歳少年を検察官送致=刑事責任能力を認定−岡山駅突き落とし・大阪家裁
9月25日12時1分配信 時事通信


 JR岡山駅で3月、岡山県職員假谷国明さん=当時(38)=がホームから突き落とされ死亡した事件で、殺人などの非行事実で送致された大阪府大東市の少年(18)の第2回少年審判が25日、大阪家裁であり、小島正夫裁判官は「何よりも結果が重大」として少年の検察官送致(逆送)を決めた。
 少年は今後、起訴され、成人と同様の刑事裁判を受ける見通し。
 小島裁判官は精神鑑定の結果から、少年を「特定不能の広汎(こうはん)性発達障害」と認定。一方、事件当時の刑事責任能力は「著しく減殺されていない」と判断した。
 動機については「父親から就職について『勝手に選べ』と言われ見放されたため、遠くに行きたいと考え刑務所に入る確実な手段として殺人を考えた」と指摘した。
 その上で、当時の精神状態について、鑑定結果を踏まえ「善悪を区別し行動を制御する能力が減退していたが、その程度は軽かった」と判断。「社会に与えた衝撃は大きく、生育歴や障害の特性などを考慮しても検察官送致が相当」と結論付けた。 

発達障害には、いろいろな部類があるが、実際に判断を下すのは精神科医でも
難しいと聞く。



(有名どころでは、ADHDアスペルガー症候群、学習障害など)



彼らが善悪の判断がつけられないという理由で、罪のない人の命が奪われた挙句
帳消しになるのは、自分としては憤懣やるかたない思いである。



動機について見ても、自分のエゴという点では、他の犯罪者と何ら変わらないの
ではないだろうか?



一番懸念しているのが、さらに精神障害者などへの偏見が強まってしまうことである。



たとえ、少年Aが障害が実はなかったとしても、一度障害者だったかもという情報でも
広がれば、周囲はうがった見方をしてしまうのである。



発達障害の人の中には天才も結構いて、中ではビル・ゲイツもその一人である。
特徴としてこだわりが強いことなども挙げられるが、その反面人の思いつかない
発想をするという点では抜きん出た才能を持つこともある。



中でもサヴァンというまれにみる脳の持ち主もいて、一度見た景色を仔細に描写する
など常人ではとても難しいことを簡単にやってのける。



発達障害を裁判官がどう認定したのか知らないが、裁判員制度も始まるのだから、
もう少し慎重に認定してほしいと思う。



もう、「加害者の人権を尊重する司法」は卒業しませんか?
遺族の心の風穴は、加害者の薄っぺらな謝罪だけでは埋まらんのですよ。