Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

ブラック企業の条件

誕生日に日頃懇意にしている知人と昼食に行った。



今、知人は退職して年金暮らしをしているが、それでもシルバー人材センターに
赴くなど、老人政治家以上に精力的に動いている。



ヘルパー2級を取ったり、パソコン教室に通ったりなど、知識欲の旺盛な方でも
ある。これには俺も脱帽である。



この人と話していて、あるブラック企業の条件が浮き彫りになったので話しておく。
(あくまでも名前は出していない)


  • 人事考課制度がしっかりしていない
  • 給料の棒号がない
  • 採用時に人間性を確認しない(強いて言えばチンピラだろうとOKにしちゃう)
  • 数年間働いていても給料据え置きのままにしておく
  • 管理職同士の会議がない
  • 朝礼は月一回。それ以外は、何か知らせることがあった時に行う。
  • 若年層(だいたい10代〜30代)が定着しづらい
  • 特定のパート社員が上司を支配している
  • 特定のパート社員が創業者とのホットラインを持っている
  • 出入りの問屋をアッシー君にする
  • 派閥の力学が仕事に影響する(パート社員が会社を支配するなど)
  • 重役が瞬間湯沸かし器状態で、職場内の士気を下げがち
  • 一部の部下を甘やかした挙句、部下の不始末を起こしたらもみ消す
  • 適材適所が出来ない(経理課長向きの神経症的管理職を売り場に据えるなど)
  • 信賞必罰が出来ない
  • スキャンダルが職場によく流れる(部下との情事など)
  • 金銭管理にルーズ(過去に業務上横領で左遷された人間アリ)
  • ある問屋のウソ納品(注文してない分まで納品)が一時期発覚しなかった
  • 先輩や後輩からのいじめ、パワハラは当たり前
  • 人事異動の際、業務の引継ぎがしっかり出来ない環境
  • 一族経営。必ず支店のどこかに一人は、創業者やその家族の関係者がいる
  • 休みは理不尽なシフト制。ひどい場合、1ヶ月に4日という場合もある
  • ロッカーは女性のみ。男性用のスペースはボイラー室のみ。



…などなど、主だったところを述べてみても、結構ある。



唯一よかったのは、福利厚生を最低限つけてもらったことだが、辞める段に
なって離職者票をなかなか送ってよこさずえらい目に遭った。
ベテランの事務員がシラ切ってさ、今思えばむかつくね。

今就職難に加え、不況の世の中だから、ブラック企業は9割と言ってもいい
だろう。労働者に魅力的な待遇をしてくれるのは、余程鉄板な業種の会社や
公務員、もしくは大企業であろう。だからこそ、企業の大小にかかわらず、
正規で雇ってくれる場所があれば、自分は勤めてみたいと思う。
もちろん、ブラック企業になるかもしれないというのは覚悟で…。



サードニックスさんらのように社員の将来が自分の双肩にかかっていると考えて
経営している会社はまずないと考えている。(自分の知る限り)



たいていの会社なら、ブラック企業ばかりで給料のみならず、働く環境もお世辞にも
いいとは言えないというのが多い。自分の経験した会社もそうだった。どちらかで
済むのなら文句は言わないけど、職場が施設のみならず人間関係も劣悪に近い状態
だったので、正直辛かった。それでもやってこれたのは、一部の善意ある人たちの
存在のお陰である。



俺がてんかんで倒れた時も見舞いに来てくれた稲葉ファンのおばさん。
俺が職場を去ると分かった時に自ら音頭を取ってお別れ会をしてくれたおじさん。
いつもは皮肉めいたことも言うが、何かと俺にはやさしくしてくれた先輩。
自分が運転できないとわかっても仕事ぶりを評価してくれた野球好きのおじさん。
ちょっとクールだけど、飲み会では楽しませてくれたお姉さん2人。
仕事で辛いときには野球話に乗ってくれた同僚。
またドームに行こうと誘ってくれる稲葉フリークのおばさん。



こんな人たちの善意があったからこそ、俺は4年少々やってこれた。
もう辞めてしまった人もいるけど、今度は俺が善意を与えていく番なのかもしれない。
悪意で突っ返されたら、倍返しになるかもしれませんが(苦笑)



この頃になって、人間関係の一面は鏡でもあるのかなと思うようになりました。
相手も俺に対して嫌な気持ちがあるから、俺だって当然不快感をぶつけるわけです。
戦力外と態度であれ言われたらいい気持ちしますか?それと同じです。



正直、自分としてもケジメをつけてほしかったところですが、自分も詰めが甘かったと
思っています。父が内容証明郵便を職場に出したからもみ消されてしまったのです。
本社に出せばまず上司は飛ばされます。



本当はこんなことはしたくありません。今はこれも覚えなくてはならないことかなとも
思うこともあります。今度、改めて父に内容証明郵便の書き方を教えてもらおうと
思います。覚えといて損はないでしょうし。