神経症的上司は経理などに回せ!
断っておくが、俺は神経症の人たちを批判しているのではない。
ただ、神経症タイプの人間が、自らを顧みることなく他人を悪戯に傷つけ、
罪悪感の欠片のない様子をみせているのが許せないだけである。
前の会社の黒田副店長は、一言で言えば「ネクラな神経症的タイプ」。
美味しんぼの富井文化部副部長をネクラかつ神経症にしたような存在かな。
酒の飲みすぎで肝臓は悪いわ、胃も悪いわと言うことで、ストレスが身体に
もろに出てしまうようです。
商人として愛想のよさは必須ですが、彼の場合売り場に立っても威勢よく客に
声をかけない。声掛けは実にボソボソとしていて、非常にいらだつ。
一緒にいて、周囲が一気にお通夜会場の受付になってしまう。出世の亡者なん
だろうが、彼の下で働いているとロマンのロの字も感じない。おまけに、職場で
起こった問題から目を背けたがるから非常に始末が悪い。
黒田の神経症的性格を踏まえて、チェック作業を要するような経理や資料室に
回した方がいいのではと思う。(残酷なのは承知の上だが)
ハロワにもネチネチした態度で応対している職員もいるが、まさに彼もそちら
方面に異動させたほうが、本人のみならず周囲のためになる。
仕事は手堅くヒットで繋ぐようなタイプなので、力を発揮できれば会社の根幹に
なるような活躍もみせるだろう。
ただし、彼らのような人間に、ヒットエンドランや逆転ホーマーで猛攻というような
ことは、絶対に期待してはいけない。
スモールベースボールに近い仕事ぶりが彼らの得意とする部分である。
「無事是名馬」という考え方は大体察しが付く。
かくいう自分も人のことをいえた身分じゃないが、上司によって芽が出るか出ないかも
あるということを思い知らされたから、毒舌を承知で言うのである。
日本ハムの広瀬哲朗も、かつては土井監督の下ではうだつが上がらなかったが、大沢親分
に目をかけられてから一軍に定着できるようになったという。
上司という存在は、部下の人生を左右するほどの力もあるのだなとつくづく思う。
逆もまた然りかもしれない。