Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

政治の求心力の無さはここにも現れたか

情報ソースはYahoo!ニュースだが、憂うべきニュースが入っていたので取り上げること
にする。

私立高の授業料滞納2万4490人、昨年3月の3倍
2月10日11時40分配信 読売新聞

 経済的な理由で授業料を滞納している私立高の生徒が、昨年12月末現在、全国で2万4490人に上ることが10日、日本私立中学高等学校連合会の初の調査で分かった。

 昨年3月末現在の状況も調べて比較したところ、9か月間で約3倍に増えていた。学校が授業料減免などをした場合、行政が穴埋めする制度があるが、周知不足で中退に追い込まれるケースもあるといい、塩谷文部科学相は同日の定例記者会見で「滞納者への対応をしっかりやりたい」と述べた。

 調査は文科省の要請を受けて実施。全日制と定時制の私立高1321校を対象に行われ、1218校(92%)から回答があった。

 昨年末に授業料を滞納していたとみなされたのは、調査対象の生徒約91万人の2・7%にあたる2万4490人で、昨年3月末の7827人の約3倍に増えていた。同省では「不況の影響」とみている。地域別で滞納者の割合が高かったのは、九州の5・7%。北海道・東北は4・5%、中国・四国3・3%、近畿2・5%、中部2・0%、関東1・6%で、最も低い東京が1・3%だった。

 文科省によると、経済的事情による滞納を救済するため、学校が減免措置を講じた場合、国や都道府県が学校に減免分を補助する仕組みがあるほか、奨学金で救済する制度もある。こうした仕組みが現場の教職員に知れ渡っておらず、生徒が中退に追い込まれるケースもあったという。

悲しいかな我が大地北海道では4%もの子供たちが、学校生活をやめなければ
ならないのかと思うと、非常にやりきれなくなってくる。



国は私学助成を削りたがるくせに、文部科学省は滞納者への滞納をしっかりと
やるというコメントだけを残して、おそらく搾取して追放する気でいるんだろう。



子供こそ国の基となるべき存在なのに、このようなていたらくでは、高校に行き
たくても行けない子供が出てくる日はそう遠くなかろう。



官僚だけではなく、政治家もていたらくということを証明してしまった。
派遣切りのみならず、正社員までリストラの嵐に見舞われる時勢で、内部留保
溜め込み、役員の逃げ得を看過する政府こそ断罪されるべきである。



不況の今こそ、政府も労働政策を強化した上で、教育難民を少しでも食い止めて
いくべきだろう。私学助成金や公立学校の予算も計上して、公私立の学校問わず、
教育関係者が手を携えていけるよう支援していくのも大切である。



減免措置の仕組みが教職員に知れ渡っていないという時点で、申請主義を変え
ようとせず、制度の啓蒙すらしないのは、いかがなものかと思う。