Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

財界さっぽろの特集より

財界さっぽろ3月号で「就職バブル崩壊」と銘打って特集記事を組んでいたが、
その中でも興味深かった記事について触れた上で、所感を述べたい。



「こんなダメ学生はいらない!」という題名で4人の人事担当者が座談会で
語ったことを記事にしていた。読んでいて、ナメとんのかと思う部分や、
これは転職でもいえる部分があった。



長引く不況により優秀な人材が中小企業にもやってくるチャンスとも言われて
いるが、その一方で学生が迎合し「御社が第一志望です」という雰囲気で、
企業にやってくることが考えられ、冷や水をぶっ掛けるような対応をすると
言っている担当者もいるのは、本当に意地悪いなと思った。



学生の行動で目に余るのを、共通して4人は次のように述べている。



会社に入ってきてもiPodをつけたままにするが、挨拶をする時にあわててはずす。
人の目の前でため息をつく。
テーブルの上にバッグをドンと置く。
面接を受けに来るとやおらトイレに駆け込んで一服する。
説明会でガムをクチャクチャと噛む。
エントリーシートでの誤字脱字、余白だらけ、連絡先のまちがい等が目立つ。
履歴書等の書類の作り方が雑(シミ付き、タバコのにおいつき等)




…などなど、若さゆえの過ちと許してもらえると思っているのだろうか。



月並みな点かもしれないが、当たり前のことが出来る学生はよく見られている。



挨拶が出来、素直さがにじみ出ている。
髪や服装などの身だしなみを整える余裕がある。
最低限のビジネスマナーを理解している。(コートは社屋に入る前に脱ぐなど)
声が聞こえるくらいに大きく、ハキハキとしている。




人事が触れていたのはこの点くらいだが、あとは説明会で印象に残った学生に
ついて触れている。



つるんで動く奴(よくない印象として企業には残る)
説明会に何度も来てくれる学生(時に熱意として受け止める企業もいたりする)
接触を試みる学生(挨拶をして帰るとか、説明会終了後に話を聞こうとする)
空気を読めない奴(後ろに何人か並んでいるのに一人で延々と質問している)



彼らは好印象と悪印象とを対比させていたが、当たり前のことが出来る学生は
まずいい印象が抱かれるのかなと思った。



私立大は国公立大より個性がないと言い切った人事もいたが、私立大学出身者の
俺としては実に不愉快だ。



確かに、就職内定率にこだわる私大も学校運営や学生確保のことを考えれば、
就職支援はせざるをえないのだが、学生も就職課のお膳立てに乗っかって
ばかりではよくないということで人事は言っているのだと思う。



方法論だけを教え込み、それがよかれと思えば、均一的な存在が出てきて
しまうのは、悲しいことだと心底感じる。



就職情報会社やコンサルタントにせよ、いたずらに不安を煽って、就職のテク
ニック伝授に狂奔するというマッチポンプで金儲けをしているという現状に
人事も懸念した上で、「自分がやりたいこと」をきっちり探して欲しいと
締めくくっている。



2ちゃんねるのまとめサイトで「就職活動でみたすごい奴」というのがあるが、
個性爆発のオタクから、やることなすことプラスに変える美男美女の高学歴学生
の話までいろいろと書かれている。これから就職活動をやる皆さんも、経験した
皆さんも一見の価値ありですよ。(半分ネタじゃねぇかと思うかもしれないが)



就職活動で見た凄い奴まとめサイト - 面接1