[[今週のお題]]「おすすめの本」
北海道も残暑厳しい時期から、過ごしやすい秋になってきました。
個人的には、北海道で一番過ごしやすいのは秋だと思っています。
しかし、秋も9月頃から11月下旬、12月あたりまでと実に短く、
その後に長い冬がやってくるというのがお約束であります。
道産子は夏タイヤから冬タイヤに履き変えるタイミングで悩むと
いうのも事実です。はい。
短い読書の秋を過ごすのに役に立つ一冊を紹介します。
かなしろにゃんこ。先生の「うちの子はADHD」です。
主人公はかなしろ先生の息子さんのリュウ太君ですが、かなしろ先生
ご夫妻も悩み苦しんだこともちりばめられています。
息子さんは保育園から発達障害の傾向を表していて、普通教育を受け
られるのか不安だったそうですが、無事小学校に入学することが
できました。
小学校でも周囲と円満な人間関係を築けなかったり、授業や課題に
うまく取り組めないなどの困りごとを抱えていました。
学校側はリュウ太スペースなるものを用意してくれるなど配慮してくれた
こともあり、かなしろ先生は小児精神科の門を叩くわけです。
診断と心理検査等の結果、ADHDと診断され、かなしろ先生親子はまた
違った視点で動き出すことに決めたのです。
巻末には北海道大学の田中康雄先生による説明も書いてあり、
発達障害は生活の障害なのだと改めて明言しています。
文字を読むのはとっつきにくいという人には、かなしろ先生のマンガは
わかりやすいと思います。
- 作者: かなしろにゃんこ。,田中康雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (4件) を見る