Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

コーチングの本から

「人間関係にうんざりしたときに読む本」というのを読み返してみました。
これはコーチングに基づく「キツい人」への対処法を紹介している
わけですが、基本となるのは相手への「承認」です。



「キツい人」は皆さんの周囲には少なくとも一人はいると思います。
自分の周りにはいないよと思えている人は幸せです。



パワハラやモラハラが多くなる一方で、相手の悪意に対しては倍以上の
悪意でもって対抗してしまうと言う状況が出来てしまうのです。
外的コントロールの飛び交うパワーゲームという奴です。



相手をいかに自分に服従させるための権謀術数や、相手を完膚なき
ままに叩きのめす力技をお互いに繰り出します。



この本では相手を変えるのではなく、自分を悪意に負けない体質に変える
ヒントを与えてくれている気がします。



俺流に言うなら、キツい人は自分が相手の足を踏んでいるのに
気付かずに、間違った正義感を発揮して「俺が歩くところに足を
置くのが悪いんだ」と相手を変える人だと思います。



彼らによって変わった人はいたとしても、しこりは残るだろうし、
面従腹背の心境にある人もいて当然です。正確に言えば、キツい人に
「変えられた」のですから、腹も立つでしょうね。



最初はどうして自分が変わらないとならないんだと腹が立つかも
しれません。



読んでいるうちに、以下に外的コントロールが不毛で非生産的か
ということがわかれば、相手を認めつつストレスによるダメージを
減らし、建設的な人間関係を築くことができるというのがこの本の
趣旨です。



コーチングの肝は、「相手のよさを引出し伸ばすこと」にあります。
これは名監督・コーチなら当然至極のようにやっていることですが、
今まで経験則でしかなく、理論は確立されてきませんでした。



人間関係は動的ですので、理論通りにはいきません。キャッチボールが
成り立つ人もいれば、藪から棒にドッジボールにしてしまう人もいます。



人間関係の参考書としては、事例も多いことから比較的読みやすいのでは
ないでしょうか。



人間関係にうんざりしたときに読む本

人間関係にうんざりしたときに読む本