Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

俺のバカさ加減とあの娘のよさ。

今日、ある女性利用者に話しかけると、俺のできている部分をいろいろと熱っぽく語る一方で、俺に対してこのように言ってきました。

「あなたは施設から頼まれて、私を指導するために来ているんですか?何だか他の利用者さんとは違う気がします。」

恐らく、彼女は周囲が言いにくかった俺の嫌な部分を見てしまったのかもしれません。確かに、俺が社会復帰という理想に向かって突っ走っている一方で、周囲は目の前のすべきことに集中しているわけですから、俺という人間は相当嫌なヤツになっていたのでしょう。もちろん、これに関しては、反省すべきことであります。「とっつきにくい奴」「元教員のくせにしゃちほこばってる奴」…などなど、陰でいろいろと俺に対して思っている人はいるのかもしれません。そのことを考えると、俺は非常に複雑な心境になりました。

俺は利用者であって、指導員ではありません。彼女を指導しなくてはいけないのなら、すでに職員としていろいろと指導しているはずです。一利用者として彼女と向き合ってきたわけですが、指導していると見られてしまったのが残念でもあります。彼女の中で形成されてきた内的規範の強固さもあり、見ようによっては自ら懺悔室で自己韜晦しているようにも感じます。その様子は俺が見ていても切ないし、彼女の良さを打ち出して就職などの目標に繋げて欲しいと考えています。彼女は自他ともに認める冷徹な思考の持ち主ですが、心の温かさも取り戻していければ、魅力的な存在になりうると思っています。

彼女の一番の良さは冷徹な思考というよりは、そこから相手を内観に導いていけることなのかもしれません。俺はタンパラで*1割と猪突猛進型なので、ADHDによる衝動性からくる問題を減らすにはうってつけの話し相手です。あと、クソマジメすぎる上にこだわりが激しくなったりもするので、たまにくだけた感じで人に接するようにしています。理想としては、逆転検事信楽弁護士のような中年になりたいですね。軽いように見えても、意外と自分の芯はブレずに持っていて、周囲に柔和に接しています。芸能人で言えば、究極は高田純二さんですね。彼は適当すぎるかもしれないけれども、実は人も自分も楽にやれる地点に軟着陸できる技術を持っています。

実は今まで、自分のことが好きではありませんでした。職員さんや他のメンバーさんに、自分のよさを褒めてもらえるようになり、自尊感情が芽生えてきたのかもしれません。お互いに自分の良さを褒め合っている時間が増えると、自分のことが徐々に好きになってきました。今まで、こんなことはほとんどありませんでしたが、調子に乗らないように気を付けて行きたいですね。

*1:北海道弁で「短気な性分」など