Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

さよなら、大好きな人

何かこのフレーズって、花*花の曲にありましたよね。昨日と今日の心境は正にそんなものでした。実は昨日、彼女と別れました。雪まつりに行きたいという希望があったので、そこでのデートを最後に別れようと少し前にお互いに決めていました。

初めて遭った時は実にあどけなくて幼さも残る女性でしたが、半年間の俺との交際を経て、すっかり大人の色香漂う女性として成長したんだなと昨日のデートでしみじみと感じました。そんないとおしい女性をもうこの手で抱きしめることがもう二度と出来なくなると思うと、帰りの電車での一分一秒が惜しくて仕方がありませんでした。

最後は握手を交わし、「さよなら、そしてありがとう」とお互いにねぎらい、別々の帰途に着きました。しかし、俺は気持ちを収めようと、駅のガード下のバーでカクテルを数杯飲み、自宅まで歩いていくことにしました。

その最中に、半年間の思い出が甦ってきて、泣きそうにもなりましたが、俺の目の錯覚なのか、歩道で雪が積もっている部分が外灯で照らされて、一層宝石箱から宝石をこぼしたように光り輝いていました。俺の目には、たとえ夜でも希望さえ失わなければ道を照らしてくれることだってあると、誰かから言われているようにも思えました。実に都合のいい解釈かもしれませんが…。

陽の当たる方へ…。

その時、改めて自分のあいまいな思いに気づきました。
「俺は陽の当たる方に進んでいきたいんだ」

たいてい努力は報われることはなかった。役所に然るべき福祉を申請しようにも大半が突っぱねられたのです。特に、「初診日」や「等級」の壁というもので、俺の思いがたやすく一刀両断されてしまう現実を見せつけられるたびに、俺は陽の当たる道を歩きたいとずっと思ってきました。彼女にフラれたくらいで、俺のかねてからの思いをフイにするなんて到底できやしなかった。俺は障害による困りごとをプロの力も借りて解決していきたいし、自分自身のために自立していきたい。

他の当事者にとってはそんなことは当たり前なのかもしれませんが、俺はまだまだ自立のために足りないものが一杯あるんです。障害年金の支給や自動車税の免除など枚挙にいとまがありませんが、まずは俺ができることを当たり前のようにやるしかないのかなと思います。