Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

ここがヘンだよ障害者雇用

約1か月前に応募書類を送ったのに、応募先が紹介元のハローワークにしか不採用の連絡をよこさなかったことが今日になってわかり、窓口の担当者に久々に噛み付いたのであります。向こうも負けてはおりませんで、「応募する職種が極めて狭い」「応募数が極めて少ない」など指摘してきましたが、こちらも言われっぱなしのままではいられませんでした。

今日まで障害者雇用での社会復帰を目指して頑張ってきましたが、発達障害者への風当りの強さがいかの事象で出ていると痛感させられました。

  • 障害者求人を見れば特定のことは「不問」と謳っていても、結局企業が欲しがるのは身体・知的の女性障害者くらいなもの。
  • 発達障害への無知や偏見が企業や一般人のみならず、福祉の専門職*1にまで及んでいること。
  • 不本意な就労支援を受けざるを得なくなったことでさえ、自己責任論を無責任な奴らから強要される。
  • 発達障害が原因で就労や生活を制限せざるを得ないのに、「障害が表に出ていないから」という理由だけで、障害年金や税金の免除等の福祉を受けさせないこと。

などなど。

見える障害を持つ当事者が「ノイジー・マジョリティ」ならば、見えない障害を持つ側は「サイレント・マイノリティ」もいいところですよ。前者の数の論理に屈服して、後者の人間は障害者として満足に福祉を受ける事すら断念しなくてはいけません。発達障碍者なら障害者手帳をもらえるだけでもラッキーなのかもしれませんが、他の障碍者同様に福祉を受け、手厚い就労支援を経て、就職そして自立に向かいたいと思うのも、正当な主張ではないでしょうか。目に見える障害を持った人間だけが、障害者ではありません。目に見えない障害を持った人間もまた障碍者です。

ハロワの窓口の公務員が、発達障害の理解を推し進めないといかんと言っているのに、政府や国会で発達障碍者への支援を強化するなどの話が全くでないのはなぜなんだろうかと疑問に思います。発達障碍者支援法も超党派の議員が集まってたたき台を作り、呼びかけたおかげで、可決に踏み切ることができたと聞きます。党利党略ではなく、発達障碍当事者の利害に目を向けた上で、真の社会復帰と自立を後押しするような枠組みを作ってほしいと願っています。

なぜ増える 障害騙る 愚か者

佐原河内守のゴーストコンポーザー告白事件は、音楽界はもとより、全国の自治体にも激震を与えたと思います。自治体からしてみれば、申請者に対する障害認定のあり方を問われることになるでしょう。

このような人でなしが手厚い福祉を受けられて、発達障碍者などが満足に福祉を受けられないのは、理不尽な不公平だろうと言いたいですね。そりゃ体が不自由なんですと聞いたら、発達障碍者以上に福祉が手厚くもなるでしょうよ。

20年近くもインチキ障害者から血税をだまし取られていて気付かない自治体は、なんとオメデタイ思考回路をしているのだろうと呆れてしまいました。

佐原河内も全横浜市民からリンチに遭って死ぬような思いをしなければ、自分がいままでしてきたことの愚かさを知ることはできないのかもしれません。これは大げさかもしれませんが、障害を持つことはそれくらい辛いと感じるという当事者もいるはずです。

閉鎖病棟で人権無視の扱いを看護師などから受けた当事者もいれば、彼以上の苦しみを社会の片隅で受けてきた人も挙げればきりがないくらいいるでしょう。

彼は8枚の手紙で、自分のしたことを謝罪したそうですが、たった8枚の紙切れで「なかったことにしてくれ」と言われる側はたまったもんじゃないですよ。本当の作曲家は今までの自分の作品で、バカら河内というエセ障害者に飯の種として使われたんです。おまけに自治体は20年間血税を彼に渡してきたようなものです。

今回、彼に懲役刑などがなければ、日本における司法制度の在り方も問われるでしょう。金をだまし取っているから最低詐欺罪を立件して欲しいと思っています。殺人罪を犯していないだけまだマシかもしれませんが、無期懲役は行かなくとも彼は社会的は死に体になるかも。裁判がどう進展しようが、然るべき量刑は課して欲しいと切に願っています。

893の「親分、しばらく旅に出てきます」のノリや、某漫画に出てくる遊び人ババアの「刑務所はホテルみたいで快適~」というノリで服役されても困ります。刑務所には栄養計算は最低限にして、後はクサいメシという具合にしてほしいですね。長くなるので、この辺にしときます。