有為な人材が追いやられるパラドックスを問う!
端から見て「異端」と思える人間の多くは優れた才能をもっているものである。
太宰治は境界例だったそうだ。心のアンテナ感度が優れすぎた故の苦しみもあったろう。
ヘミングウェイはうつ病だったらしい。
日本の同和教育は「鉢植えの盆栽育成」にも見えるのだが俺だけだろうか?
何でもかんでも隔離すればいいものでもない。
空気感染などの危険性が高いものであれば別であろうが。
精神疾患や身体障害は感染するものではない。
彼らの生活を少しでも健常者に近づける努力をするのが行政だろう。
しかし、民間団体がやたらと盛んに頑張っているのは何事か!
天下りに出す退職金があったら、少しでもそっちに回しなさい!
あと、平成の異端児、SHINJOはいい例だろう。
彼はメジャーでも通用したし、今や日ハムのプリンスもとい、お笑い隊長
みたいになっている。新庄を使いこなせない監督はたいていこいつはダメだ
だの文句を言う。野球は知らないが、4番打者級の選手ばかりの試合は
見たくない。たまに、彼のようなおちゃらけた奴がいるから見たくなるのだ。
泥臭い努力家もいれば、天才肌の選手もいるというのがちょうどいいのではないか。
優等生ばかりのクラスにたまに、努力家が入ると面白くなるという現象と
似ている。威張ってばかりのヤンキーだらけのクラスも嫌。かといって、
教師が牛耳っているクラスも大嫌い。
会社にも相通じるところはある。
三国志で言えば、夷稜の戦いでの蜀の大敗北である。
劉備は、関羽、張飛の戦死で怒り狂い、呉を大軍勢で打ち滅ぼすという
手段に出た。軍師諸葛亮の制止を振り切っての戦に呉が取った策は、
歴戦の名将呂蒙ではなく、無名の武将陸遜を指揮官に登用したことだった。
劉備は陸遜を侮り、かつ伏兵たちも呉の音なしの構えに痺れを切らした。
その隙を逃さず、陸遜は一気に敵陣に火矢を放つよう指示した。
呉は大勝利を収め、陸遜の名は響いたという。
劉備らは「無能な奴らめ」という思い込みに囚われ、陸遜の動きを
見逃していたのだった。この教訓は現代社会でも生きている。