面談について
ミーティングで、今日面談があると言うのはまだしも、余程のことが
ない限り、面談の対象者を言ってはいけないと思います。
みんなの前で名前を呼ばれるということは、「こいつ何かやったのか?」
と誤解する人も出てくるからです。
あと、ある人との面談と嫌なお知らせが重なった時に、その関連性を
考えてしまうような言い方もよくありません。
例えば「職員のAさんが辞めることになりましたが、先般のBさんとの
面談とは一切関係ありません」などと言うのは論外です。
少なくともBさんがAさんを退職に追い込んだと誤解する人は出てきても
おかしくありません。
今度はBさんが周囲から白眼視されて仕事に影響が出ることになると、
言った人間が濡れ衣を着せているとみられても、当然その人に反論する
資格などないと思います。
面談を行う人から「守秘義務」に対してのルーズさを感じてしまった
からです。この頃そう思えてなりません。
施設でそういうことがまかり通っていると思うと、非常に悲しいですね。
民間企業でそんなことをやれば、「吊し上げ」と思ってしまう人が
ほとんどではないでしょうか。
先輩や同僚の面前で別室に呼ばれるということは、マイナスのイメージが
付きまとうことが多いかもしれません。いや、プラスのことで呼ばれると
いうのは、昇進とか昇給くらいなものでしょ。
どの業種であれ、信頼というものが大切なのに、権威ある人間はそれを
裏切ってもいいんだと勘違いしているような人間が管理職などのポストに
座っているのを想像するとぞっとします。
「地位が人を作る」「地位が人を求める」という言葉もあるくらいですから、
人の上に立つ以上はもう少し言葉に気を付けてほしいなと思います。
まぁ、「所信表明演説でのどじょうという言葉、俺のアドリブだぜ」と
ほくそえんでるところを週刊誌にすっぱ抜かれた首相もいるわけですからね。
自分もことばには十分気を付けなければ。くわばらくわばら…。