サミット議長国を標榜するなら

まず国内の山積する問題を片付けてからでも、サミット議長国に名乗りを
上げても遅くは無かったかもしれない。



しかし、前回はドイツのハイリゲンダムで行われたそうだが、国内雇用の
深刻な問題を抱えたままで行っていた点では日本と似ているかもしれない。



無論、サミットは自民党と公明党にとっては格好のプロパガンダの機会と
なりうるが、安倍晋三や加藤紘一らの内輪もめが激化するようなら、
民主党が漁夫の利を得る可能性は十分出てくる。



サミットの日がやってきた時に、エコもいいが拉致問題解決などでも
協力を呼びかけてほしいと思う。できれば他の問題でも協力を取り付けて
くれれば尚のこといいが。



「和を以って尊しとなす」という気風に育った政治家が、果たして
バリバリの個人主義に染まった政治家を相手にできるのだろうか？
ここぞという時に意見を言う練習が不足している日本の政治家には
厳しいものがある。



なにせ、あの小泉元総理だってブッシュ大統領にどっちかにせんかいと
言われたら"Show the frog?"と言ってしまったくらいだからね。
"show the flag"とは、「自分の意見をはっきりとさせる」という意味
なのに、お粗末にも留学生を気取っていたとは情けない。



自分も知ったかぶりだけは避けようとは思っているが、時にはそれを
覚悟で状況を切り抜けようとしたこともあったしね。
気をつけないと。おお、くわばらくわばら。