Issueおじちゃんの新・ダメおやじ日記

自分の発達障害や日頃考えていることを綴って行きます。

遅すぎた雇用対策

情報ソースはYahoo!ニュースからだが、ソースはいまいち遅い気も…。
とにかく読んでみて下さい。

フリーター対策に本腰 青少年育成施策を5年ぶり改訂
12月12日16時21分配信 産経新聞

 政府の青少年育成推進本部(本部長・麻生太郎首相)は12日、取り組み指針などをまとめた青少年育成施策大綱を決定した。5年ぶりの改訂となる。政策の対象を、これまでの30歳までにとどまらず、30歳以降の「ポスト青年期」にも広げ、雇用促進に向けた総合的支援に乗り出す。政府は、大綱を踏まえた関係法案の策定を、来年の通常国会に向けて進めることにしている。

 「ポスト青年期」に対象を広げたのは、青年期を過ぎても社会的自立ができず、親や社会への支援を必要とする傾向が増している現状が背景にある。

 具体策として、(1)フリーターの就職相談から、職場に定着するまでを一貫して支援する「フリーター常用就職サポーター」の公共職業安定所への設置(2)企業実習や座学を組み込んだ実践的な職業訓練を提供し、企業からの評価、職務経歴などをカードにとりまとめる「ジョブ・カード制」の整備(3)社会貢献活動の推進−などを明記した。

 さらに、ニートや引きこもり問題への対策として、地域での情報共有、ネットワークの活用などを指摘。文部科学省の調べで、日本語に関する指導を必要とする外国人の児童・生徒数が、平成15年の1万9042人から、19年には2万5411人に急増したことから、外国人青少年への相談活動、就職支援策の推進も盛り込んだ。

 麻生首相は推進本部の会合で「青少年は日本の将来を担う日本の宝だ。青少年が健やかに成長する社会を実現していかなければならない」と述べた。

今までハローワークにほとんど手をつけずにいながら、今になってあわてて
ハローワークのソフト側の改革に手をつけるのは遅すぎではなかろうか。
だましだまし使ってごまかせると思いきや、就職にあぶれる奴が氾濫している
状態にまでなってようやく手をつけているのである。



フリーター用サポーターを配備したところで、従来のハロワ職員と同じ思考で
勤務しているのなら、税金の無駄遣いになる。それなら、ハロワ職員を研修に
回すか、フリーター経験者の社会人を登用したほうがずっとましである。



ニート、引きこもりのみならず、すべての人間が生きていくにあたっては、
地域、行政、国民が連携を取っていくことが必要なのは当たり前のことである。
それを声高にもっともらしく強調するのは、リップサービスにすら思える。



本当に青少年を日本の宝と思うのなら、弱者いじめをする社会を少しでも
食い止めろと俺は言っておきたい。若者、必ずしもバカ者ならずである。
もし年長者たちに少しでも潔さがあるのなら、若者は年長者の行動から何かを
学び取るだろう。



青少年を過ぎても社会的自立が出来ないという論点で批判をするのは致し方
ないとしても、バカのひとつ覚えのように自己責任論の一本槍で通そうと
するのは卑怯ではなかろうか。内的要因と外的要因を無視して語ろうと
すること自体、考えなくてはならない。



自分を適度に洞察できる人間なら批判にあっても大丈夫だろうが、自罰的に
なりすぎて自分を蔑ろにしてしまうのは危険だと思う。



物事がうまくいかないのは、必ずしも自分だけの責任とは限らない。
たとえば、履歴書を出していても、不況の折で求人減かつ厳しい評価の餌食に
あうことだってよくあることだ。



他の人やもののせいにしてばかりで、自分でどうにかしようと考えず諦めて
やさぐれてしまうとなると、責められてもなにも言うことはできない。



政府がやろうとしているのは「小手先の求職者フォロー」であって、
一人でも多く会社にブチ込めばいいというお使い根性が見て取れる。



本当のフォローは、会社に入ってしばらくしてまで見るものであろう。
学校の就職課にしてもハロワにしても、その点が抜け落ちているのもある。



「無意識下の就職活動」とも呼べる社会人との交流で、磨かれているので
あれば、そのフォローはあまりいらなくなるのだが。



受験戦争の敗北者らが次に目指すのは、自らの人生の楽園である。
どんな業種や場所であれ、本人が心底気に入っているのなら、そこが楽園。



今は見えなくても、とりあえず生きられるように手伝いをするのも政府の
仕事ではないだろうか。