非常勤労働者の６０％がやむなくフリーター等に

キャリアバンクは２０〜３９歳までの契約社員、派遣社員、アルバイト、
パートを対象に調査を行った。６０％の人間が「正社員になれない」
という理由などでフリーター等を続けているとの結果が浮き彫りになった。
（情報ソースはＮＨＫおはよう日本）



同時に、政府の緊急雇用促進事業も効かない新薬なみの結果ということも
明らかにしたとも言える。つまり、金をかけても成果が出せないという
矛盾である。私もかつて政府の雇用促進事業で某私立高校に半年くらい
非常勤講師としていたが、結局は「雇用のミスマッチ」を理由に雇って
もらえなかった。



今日、私がこの話題を取り上げたのは、自分も事実二回正社員への道を
断たれたことがあるからでもある。さらに、企業の暴挙に対して何も
出来ないでいる政府のていたらくぶりに怒髪天を突くほどの怒りを
感じたことが一番大きい。



私がかねてから指摘している「労働力ダンピング」も深刻な問題である。
労働力を安く買い叩き、さらに中途採用で経験者ばかりを採用する。



これはアメリカの猿真似の悪例である。中途採用が浸透し、労働力が
流動的になったのはいい。しかし、労働力を買い叩くというセコい
しみったれ根性は捨てなくてはならない。



経済学オンチの私に言われて悔しく思うのなら、政府や知識人は何とか
やってみろってんだ！