潔さのなくなった日本男児
「同一でなければならない強迫的心理」と「個性的であらねばならないという焦り」が
実に複雑に絡み合っているなとこの頃、男性を見ていて感じます。
しかし、中でも潔くない大人がいることは事実として述べておきます。
ひどければ、産廃なみに危険な奴もいます。無論、彼らが多くの人たちを
生きにくくしているのも事実です。
特に団塊の世代のリーダーで、潔さのない奴は軽蔑どころか口も聞きたくなくなります。
一番悪いのは「強迫神経症型」のリーダーでしょう。ナンバー2にすると小回りの聞く
重役になったりもするが、間違いなく重箱穿り返し上司になるでしょう。経理課長に
させておくのがいいですね。金銭の管理はきっちりとやってくれるからね。
このタイプで気をつけるのは、タガがたるまないようにこっそりと睨みをきかしておくことです。
人事に回すと、金のタマゴをうっかり見落とす回数が急増するから困ったもんだ。
こういった「憶測」は素人でも出来るから言わないだけなんです。
ただ、上に立つ覚悟がない奴は上司になるなと言って欲しいですね。
昔は、番長といえばピンだった。しかし、悪態をつくにしても集団でしかできないという
のは、いささか情けない。それを認めないのは意地汚いにも程がある。
今、責任ということばがやたらといわれるが、「自分の行動結果に対して受け止める姿勢が
あるか」ないかが大事である。責任をとるという行為を練習させるチャンスを与えてこなかった
大人は大いに反省する必要がある。責任を取ることを身体で納得できた時、初めて個人という
ものは確立されるのかもしれない。確かに何かに守られながら行動するのは楽であるが、
それに慣れて来ると時には真綿で首を締められるような感覚に陥る。
今、ピンの芸人が売れている。
長井秀和、波田陽区、ヒロシ、青木さやか、友近、だいたひかる…など。
彼らの生き様は様々なものがある。売れない芸人だったのが芸名を変えたら大ヒットしたとか、
かつてハロプロのオーディションを受けていいところまで行ったなどというものまである。
彼らはプロダクションに所属しているとはいえ、お客の前に出れば、ピンの芸人である。
何か迷惑がかかればすみませんと謝罪し、スタッフからは難癖をつけられることもしばしばだろう。
そんな彼らにあるのは「潔さ」である。自分のネタにこだわり、練り上げ、それを客に見せる。
そして根底にあるのが「プロ意識」である。
果たして、潔さのあるプロ社会人は何人いるだろうか?